アメリカ製の当時物ホイールや
ハワイアングッズがなぜか新鮮に!
10月1日、静岡県・富士スピードウェイで開催された「スーパーアメリカンフェスティバル」は、アメリカをモチーフとしたクルマや音楽、カルチャーなどのミクスチャーイベントだ。
当日は、ビンテージのアメリカ雑貨やアパレル、ファニチャーなどがお手頃に買えるスワップミートも開催。おしゃれなアメリカン・ライフスタイル好きが集まるイベントだけに、会場は大盛況だった。
各ブース欲しくなるアイテムがいっぱい。このイベントは、フリークにとっては買い物天国でもある。
そして、みどころとなったカーショーでは、おしゃれな雰囲気のトヨタ・bBを発見。
パールホワイトのボディカラーに、シルバー×レッドのサイドライン(ステッカー)がさりげないアクセントになっているこのクルマ。
オーナーは女性で、カスタムは彼氏が全てDIYで仕上げたという。
コンセプトは90年代風。当時流行ったパーツやスタイルを取り入れることで、女性が乗っても似合う「“しゃれおつ”(当時流行った“おしゃれ”の逆さ言葉)にした」とは、彼氏談。
その言葉通り、ホイールにはアメリカンブランドのBOYDS(ボイド)製17インチをセット。
当時トラック系カスタムカーなどに人気だったホイールだ。サスペンションには車高調をセットし、車高をほどよくローダウンしている。
マフラーには、バイク用のスーパートラップ製サイレンサーをセット。
これも当時かなり人気だったカスタムだ。
一方、インテリア。ダッシュパネルには、ホワイトをベースにレッドのピンストライプを施して外装カラーとマッチング。
ルームミラーには、フラワーレイをかけてハワイアンなテイストも演出する。
シートにはカラフルなタオルをかけて、ベンチシート風のルックスに。お手軽だけど、意外に効果的なアイデアカスタムだ。
ちょっと「バブル期」の懐かしさも感じられ、それでいてギトギトしていないから好感が持てるトヨタbB。
なかなかのセンスを感じさせてくれる1台だった。
(レポート&撮影:平塚直樹)