『36.5万円』のカーオーディオ用配線ってどこがスゴイ?


「オーディオテクニカ」が新作ケーブル発表
他の追従を許さない妥協なき材質と製造を実現

ヘッドフォン(イヤフォン)メーカーとして有名な「オーディオテクニカ」がカーオーディオ用ケーブル『レグザット(Rexat)』にハイエンドモデル『AT-RX5500A』がラインアップされた。
新たに7Nクラス(高純度銅・99.99999%)D.U.C.Cを採用するなど、同社が持つノウハウを惜しみなく投入したRCAケーブルで、そのお値段は5mが36万5000円(もっとも短い0.7mでも15万円)。性能もさるとこながらお値段もスペシャルだった。オーディオテクニカ

クルマのカスタマイズやチューニングをしている人なら理解できると思うが、使用する一つひとつのパーツの性能やデティールがエンジンのパワーやドレスアップの完成度が大きく異なってくる。
それはカーオーディオの世界でも同じで、どちらかというとエンジンのチューニングに似ている部分がある。

「オーディオテクニカ」が発表したレグザットAT-RX5500Aは、CDプレイヤーなどのヘッドユニットからアンプなどへ音楽信号を伝送するRCAケーブル(配線)だ。

カーオーディオは、カセットテープのアナログ再生からCDのデジタル再生へと移行。さらにデジタルプロセッサーという音調などを調整する機器の登場で緻密な音の制御が可能となった。
エンジンに例えれば、キャブからインジェクション、さらにコンピュータ制御によって最適な燃焼ができるようになったことと似ている。

オーディオの場合、ヘッドユニットやアンプ、スピーカーの性能はもちろん、それをつなぐ各ケーブル(配線)も非常に重要なのだ。しかも、カーオーディオ用となると、ホーム用に比べ過酷な環境下に置かれているので温度や錆などへの対応も必要となる。

オーディオテクニカ上の構造図を見ても、多くの人は「どこがスゴイの?」と思うことだろう。
レグザットAT-RX5500Aのポイントは、音楽信号を送る導体(銅線)に7N-Class D.U.C.Cという高純度銅を採用している。つまり不純物が極限まで少なくされているのだが、さらに結晶の配向性(結晶の向きが最適に制御されている)にまでこだわっている。
このほかケーブルをシルクと絶縁体で包み、さらにアルミと真鍮のスタビライザーを採用することで制振をしているのだ。
信じられないかもしれないが、クルマからの振動や電気が通るときの振動を抑えることで、正確な音楽信号の伝送が可能となるのだ。

オーディオテクニカ

レグザットAT-RX5500Aの実力をチェックするため、上の写真のようにパソコンのハイレゾ音源をカーオーディの機器に接続して行われた。
ケーブルの性能差を確認できるように、同社の高級限定モデルであるレグザットAT-RX50A(12万円/5m)と従来のトップモデル・レグザットAT-RX28(7万8000円/5m)それぞれとレグザットAT-RX5500Aを差し替えて、同じ曲を聴き比べした。

結果は、限定モデルは華やかな音質で、従来のトップモデルはナチュラルなサウンド。それに比べると新作レグザットAT-RX5500Aは、ナチュラルだが細部まで聞き取ることができる。しかも、再生帯域が広く、低音はずしんとくるように沈み込み、高音は刺々しさはなく澄み切った感じだ。
また、ほかの2タイプのケーブルでは聞き取り辛かった楽器の細かな音まで、しっかりと再生する解像度の高さを持っていたのだ。オーディオテクニカ比較試聴をしてみて、その音質の違いは価格以上の差があった。
なおレグザットAT-RX5500Aの発売は12月22日からで、受注生産となってる。

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