自分たちが知識を得ることで正しいタイヤの選択をユーザーにフィードバック

神奈川ハマタイヤ主催「ヨコハマタイヤ体感試乗研修会」潜入レポート

「神奈川トヨタ自動車」を始めとする事業会社17社を擁するKTグループは、社内向け研修会として総計218名を対象としたサーキット試乗会を開催した。「横浜ゴム」商品の卸販売事業を行う『神奈川ハマタイヤ』が千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで行ったパーツ体感研修会なのだ。

 

これは、あくまでも社内向けイベントなので一般ユーザーを招いたものではなかったのだが、パーツ販売を行うスタッフが、タイヤの性能を体感しないと、お客様にただしいパーツ訴求を行えないという、神奈川ハマタイヤ株式会社の品田基宏社長の考えのもと開催しているのだという。
「我々は、お客様にマッチするタイヤを推奨する必要があります。そのためには、スタッフ自身が販売するタイヤの性能を体感してもらう必要があると考えて、10年ぐらい前から始めた社内イベントになります。今回は、タイヤを正しく使用していただくということを考えて、あえて空気圧を25%不足した状態での走行状態を体験するプログラムを作りました。お客様に合うタイヤを、正しく使うということをスタッフに認識してもらうイベントなのです」と、品田社長。

 

イベントのメインは、袖ヶ浦フォレストレースウェイを使用してのタイヤ比較試乗。
用意されたタイヤは、コンフォート性能に秀でたヨコハマ『ADVAN dB V552』。ハイブリッドカーやセダンに向けたエコ性能に秀でたヨコハマ『BluEarth-A』。乗用車向けスタンダードタイヤであるヨコハマ『ECOS ES31』。これらをトヨタ・クラウンやカムリに装着して、比較試乗をするというのがメニューとなる。

レポーターは、実際に試乗もさせていただいたのだが、『ADVAN dB V552』の静粛性や乗り心地の良さ、『BluEarth-A』のトータルバランスの素晴らしさ、『ECOS ES31』の安定した基本性能を体感することができた。とくに印象的だったのは、『ADVAN dB V552』のハイパフォーマンス性能なのだが、意外と『BluEarth-A』や『ECOS ES31』のフィーリングも悪くないということだった。
比較するとよく分かるのだが、クラウンやカムリのような上級セダンの場合、タイヤの静粛性にもこだわりたいが、普通のクルマであれば『BluEarth-A』や『ECOS ES31』も十分に満足できるレベルだということを痛感することができた。

 

その他のコンテンツとして、エクスクァイアを使用した『COXボディダンパー Setting by D TEC』の試乗(装着ありと、装着なしの車両)も行われた。コース内に、あえてデコボコの障害物を置いて、その上を乗り越えることで、『COXボディダンパー Setting by D TEC』の性能を実体験することができた。

また、最近のペダル踏み間違え事故に対応すべく「急発進防止装置・ペダルの見張り番」という商品の体感試乗も行われた。このパーツを装着したクルマは、勢いよくアクセルペダルを踏んでも急発進しないというスグレモノだ。

86フリーセッションプログラムとして、レーシングドライバーである菊池靖選手先導による愛車のフリー走行(ハマタイヤ86デモカーを使用)。同乗走行、ワンポイントレッスン、スポーツタイヤの乗り比べなど、スペシャルなコンテンツも用意された。

販売スタッフが、タイヤをはじめ、さまざまなパーツを体感して、自分が感じたことをお客様に伝える。とても有意義な内容のイベントになっていたと思う。次は、スタッドレスタイヤで同様の会があるというので、ぜひその会にも参加してみたい。

 

(写真:服部真哉)
(リポート:XaCAR編集部)


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