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爆音より静かにするのが得意!国内スポーツマフラーメーカーの実力

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TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: 増田貴広

機能パーツ「マフラー」に対する温度差

 マフラーメーカー「フジツボ(藤壷技研工業)」は、2019年2月9日から11日までインテックス大阪にて開催される「大阪オートメッセ2019」に出展。

「マフラーを交換する」と言うと、機能パーツであるにも関わらず、クルマのことを知らない人には良い顔をされないことは少なくはない。昨今の騒音規制が厳しくなったこととも相まって、いわゆる「クルマ好き」以外の方には理解をしてもらうのが難しいカスタムパーツがマフラーだろう。

 そこで同社研究開発部の長谷川良太さんに、どのような開発やアプローチをして、一般の方にも親しんでもらえるように取り組んでいるのか、話を聞くことができた。

騒音問題に時代より早く対応するフジツボ

 フジツボの社会に対する取り組みとしては、騒音や排ガスなどの保安基準を満たす、正しいスポーツーマフラーの普及に努めるJASMA(日本自動車スポーツマフラー協会)に加盟している。基準をクリアした製品の装着を推奨する活動を行っている。

 例えば、走行時のマフラー音量を測定する加速騒音試験を、法律が施行されるより前から自主的に実施し、マフラー音を下げつつ性能アップを図る開発などを行ってきた。

 以前から、騒音問題を視野に開発してきたフジツボからすれば、時代の流れがようやく追いついてきて、これまでの努力が報われたというところだろう。

 音量を下げる分野に関しては他社に比べ得意としているものの、ハイパフォーマンス性能との両立には、多くの苦労があったという。

 フジツボのアピールポイントは、マフラー一筋で「マジメに」開発を行ってきたこと。開発段階で一車種一車種ごとに性能をチェックし、様々な検証を通過し、性能に申し分のないもののみ製品化される。

 純正部品の性能の水準が上がってきたこともあり、プラスアルファでどこまでクルマの性能を引き上げることができるのか、まさにフジツボの腕の見せ所である。

 

フジツボ製ふわふわのマフラーも展示

 クルマ好き以外の一般ユーザーにも、フジツボの真摯なモノづくりの姿勢を感じてもらい、商品購入へつながることを目標にしているそうだ。

 また、クルマのバックスタイルはよく見られる部分であり、マフラーを換えることで大胆なイメージチェンジが可能だ。最近ではビジュアルから売り出すことが多いため、開発する際もテールの開発から着手していくそうだ。

 そこで「かっこいい」というドレスアップを入り口に、幅広い層の人たちにフジツボを認知してもらい、機能パーツとしてのマフラーのイメージアップにもつながれば嬉しいと、長谷川さん。

 ブース内展示では、ステンレス製マフラーや中間パイプなどと並んで、ニット素材で編まれたふわふわのマフラーが展示されていた。これは、昨年のオートサロンから販売されているFUJITSUBOマフラー。価格は1本6000円(税込)。カラーは、チャコールグレイ/ワインレッド/ブラウン/ピンクの4色を設定する。

 車検対応風のタグがつけられているほか、筒状になっているので、自動車用マフラーのように排気もできそうなデザインで再現されている。

 こういった遊び心あふれるグッズ販売は、パーツに親しみやすくなるきっかけになるのではないだろうか。

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