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ダウンジャケットの中は薄着がオススメ!温もりを逃さない正しい着方とは

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TEXT: 大森弘恵

濡れたダウンジャケットは身体を冷やす!

 水鳥の胸から採取する細かな羽根がダウン。羽根軸を持たず、ふわふわとした羽毛があたたかい空気をたっぷりつかんで離さないため、ダウンを用いたウエアは軽いのに非常にあたたかいのが特徴だ。

 しかし、羽毛は水に濡れるとつぶれてしまい、空気の層がなくなってしまう。そして、水分を含んだ状態が続くと、あたたかな空気のかわりに身体を包むのは水となってしまう。そのため羽毛が濡れたダウンジャケットを着用していると非常に寒く感じるのだ。まさに降雪時に注意!なのである。

 また、羽毛をつぶしてしまうとあたたかな空気も少なくなる。このことを知っておくと、効率のいいダウンジャケットの着方が見えてくるだろう。

 

重ね着した上のダウンジャケットは効果半減

 ダウンジャケットは肌に近いほど羽毛に体温が伝わりやすく、その分、羽毛がふくらむ。何枚も重ね着した上にダウンジャケットを着るよりも、薄手のシャツの上にダウンを着るほうが羽毛は膨らみ、あたたかい空気をたっぷりまとうことができるのだ。

 ただし、体温が低い人は羽毛を膨らませる力が弱いので、着る前に暖房でダウンを膨らませておき、なおかつダウンのポケットにカイロをしのばせるなど工夫が必要だ。

 

雨や雪、風はダウンジャケットの大敵

 いくら体温で羽毛を膨らませていても、冷たい風が直接吹きつければ効果は半減してしまう。また、雨や雪で濡れると羽毛がつぶれて寒さの原因になる。そのようなときは、ダウンの上に防水透湿素材のシェルを着て雨や風を遮断しておくといい。

 インナーダウンと呼ばれる、薄手でシェルやコートと合わせやすいダウンジャケットが人気。暖房の効いた室内や車内と寒い屋外を行き来するようなシーンでは、薄手のインナーダウンは暖かいうえ体温調節しやすい。人気が出るのも納得だ。

 防水透湿素材に包まれたダウンジャケットならアウターとしても使えるが、キャンプでは焚き火の火の粉で穴をあけてしまうことがある。火の粉に強い厚手のコットン製ジャケットでカバーしたい。

 

コットンインナーの寒さの原因は汗と湿気

 雨や雪だけではなく、汗や肌から蒸発するわずかな湿気も羽毛を濡らす原因となる。そのため、汗が乾きにくいコットン製の下着を着用していると、いくら正しくダウンジャケットを取り入れていても効果を得にくい。

 素早く汗を吸収・発散させる速乾性肌着を着用し、運動時にはダウンジャケットを脱ぐようにしたい。
 つまり、ダウンジャケットを着用するのは、休憩時や運動後だと心得ておきたい。

 汗が肌に残っているようなら、汗を拭き取ってからダウンジャケットを着用するほうが、羽毛が湿気をため込みにくく、羽毛のもつ機能を最大限に発揮できる。速乾性のある肌着の下に撥水メッシュインナーを着用しておけば、大量に汗をかいたときでも肌に汗が残りにくく冷えを軽減できる。

 汗が肌に残りにくく、冷えを軽減できれば、休憩時に着用するダウンジャケットの保温効果を得やすい。雪山登山でなくても、スノーシューやスキーをする際には活用したい。

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