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ボルボが初の市販EV発表を予告! コンパクトSUVのXC40に設定

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: ボルボ・カー・ジャパン

完全電動化モデルのXデーは10月16日

 ボルボ・カーズは、同社の人気コンパクトSUVであるXC40にピュアEV(電気自動車)モデルを設定し、10月16日(スェーデン現地時間)に世界初公開すると発表した。XC40のEV仕様はボルボにとって新しいチャレンジであり、完全電動化を実現しただけでなく、ボルボの伝統に則った高い安全性も期待される1台だ。

 

 ボルボ・カーズは、2017年に同社がラインアップするすべてのモデルを電動化するとアナウンスした。同社が電動化に着手するのはXC40が初めてではない。2010年には、テスト車両ではあるがコンパクトカーのC30をベースとしたバッテリー電気自動車を発表し、その2年後には世界初のプラグインハイブリッドのディーゼル車も作り上げている。

 現行ラインアップにも「Twin Engine」と称した電動モーターと高効率エンジン(ガソリン)を組み合わせたパワーユニットを開発し、2014年移行に発売された新型モデルに設定している。つまり、従来から電動化という観点でのクルマ作りを積極的に行なってきたメーカーなのだ。

 10月16日(現地時間)に初公開されるXC40のEV仕様は、現時点でスペックこそ明らかにされていないが、ボルボが持つ最新鋭のテクノロジーが搭載されているのは間違いないだろう。

 

EV独自の高い安全性能を追求

 EVパワートレインも気になるところだが、ボルボといえばやはり安全性の高さは注目すべきポイントのひとつ。ボルボの安全担当責任者であるマリン・エークホルム氏が、

「自動車を駆動する装置が電気モーターであろうと内燃機関(エンジン)であろうと、ボルボの自動車は安全でなければなりません」

と語るように、XC40のEVはボルボの伝統に則った、数あるEVのなかでもっとも安全なクルマを目指して開発されている。

 

 そもそも、オリジナルのXC40自体も優れた安全基準に基づいて開発されたモデル。だが、EV化するにする上では、また違った観点で安全性に対する高い要件を満たす必要がある。

 まずはエンジンを搭載しない状態でも他のボルボ車と同じように乗員の安全確保が第一と考え、フロント部分の構造を完全に再設計し、強化されている。

 

 万が一衝突しても、乗員とバッテリーの両方を保護するために新たな独自の安全構造を採用したのだ。具体的には、バッテリーは押し出し加工されたアルミニウム製フレームで構成されるセーフティケージで保護され、ボディ構造の中央部に埋め込むことによってバッテリー周囲の衝撃吸収帯として形成しているという。

先進の安全運転支援システムもアップデート

 もちろん、アクティブセーフティシステムに関しても新しい技術が導入されている。XC40のEV仕様には、ボルボ車として初めてVeoneer社が所有する合弁会社Zenuityが開発したソフトウェアと新しいアドバンスド・ドライバーアシスタンスシステム(ADAS)センサープラットフォームを採用。

 この新しいADASプラットフォームは、複数のレーダー、カメラ、超音波センサーで構成される最新の拡張可能なアクティブセーフティシステムで、その拡張性によってさらなる技術開発も容易となる。このシステムが、将来の自動運転技術の導入に関する基礎を築くことにも繋がるというわけだ。

 自動車は今、大きな変革の時代を迎えている。公開が予定されているXC40のEV仕様は、ボルボがそうした変化に対して柔軟に対応できるだけの技術を持っていること、そして次世代をリードする存在になり得ることを広く知らしめることになるだろう。

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