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ガイシャ・アルマーニ・携帯電話が三種の神器! 憧れだった”モテ系”自動車装備を振り返る

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 日産、ホンダ、Auto Messe Web編集部

プレリュードは究極のデートカー機能を搭載

 バブル期は、ガイシャが一世を風靡した時代でもあった。当時は左ハンドルが主流で、国産車には少なかった本革シートとの組み合わせが最強のモテグルマとして最強の武器だった(なかでもBMWやメルセデス・ベンツ)。道路で助手席の彼女を降ろす際は、車道側のため自然にドアを開けてあげる……。そんな自然なモテ行為も、左ハンドル車ならではだった。 また、当時の国産デートカーの象徴的存在として、今に語り継がれる1台が、1982年に登場した2代目「ホンダ・プレリュード」だろう。初代から受け継がれる真正のデートカーであり、運転席側に助手席シートを倒せるリクライニングノブを装備(助手席に座った女の子からは見えにくいのがミソ)。埠頭や海辺にクルマを止めて助手席パタン……、という究極のデートカー機能に憧れた若者が多かったのも事実だ。

 そして、1992年にはバブルの終焉を迎えるが、国産自動車メーカーのモテ装備のアイデアへの情熱は尽きることがなかった。当時の自動車メーカーの若い開発者の中には、ユーザー同様にモテることに命をかける男子が多かったのかもしれない。 その筆頭が、2005年デビューのトヨタ「bB」だ。東京オートサロンでカスタムカーを先にデビューさせた初代bBも若者受けするコンパクトカーだったが、2代目では前両席をベッドのように低く倒すことができ、カップルでまったりできる「マッタリフロントシート」を用意したのである。

 ショルダーラインに対して、倒したシート面が極端に低いため(ほぼ床面)、外から覗かれにくく、人目を気にせず、いちゃつくのに好都合。また、妖しく光るクラブ風イルミネーションやカーテンまで揃えていたのだから、男と女の雰囲気づくりまで完璧だった。当時のボクは、「どこでもラブホカー」と呼んでいた(失礼)。

 そう、80年代から2000年代にかけては、男と女を急接近させるクルマの珍(アイデア)装備が数多くあった。モテ男の条件、彼氏の条件のひとつが”クルマの所有”だった、恋愛にアクティブで自由な時代ならではだろう。

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