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「ドリンク厳禁」「1500kmでタイヤがズタボロ」「店に入れない」! 「シャコタン道」を貫くオーナーの苦労5つ

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TEXT: 酒井賢次(SAKAI Kenji)  PHOTO: WAGONIST編集部

3)エアロの傷は車高短ユーザーの勲章?

 ローダウン車に乗っていれば腹下をこすることは日常茶飯事(!)だし、ちょっとした段差でエアロを破損することも少なくない。これに関して、とあるベテラン車高短乗りはこう語ってくれた。「停まっているいるときだけじゃなく、走っているときもカッコ良く見せたい。だから低いままで走るし、飛び石やエアロの割れは勲章です。車高短はそういうもの、壊したら直せばいいんですよ」。と意に介さない。ローダウン車に乗っていれば腹下をこすることは日常茶飯事

 ただし自分以外の車高短のバンパーが割れているのを発見すると「あぁ、あの人まだ車高短乗りの極意がわかってないなぁ」と、自分を棚に上げニンマリしてしまうこともあるとか。

4)土足厳禁

 昭和世代のごく一部で存在していた「土足厳禁」の風習は、内装までカスタムしたドレスアップ車両に乗るユーザーたちの間では、未だに根強く残っている。もしドレスアップ車両に招かれ乗る機会があった時、車内の足元にシューズトレイが置かれていたら、これは「土足禁止」のサインであることを察しよう。「靴は脱いで、そのトレイに置いてね」という意味だ。ドレスアップユーザーの間で「土足禁止」はごく普通

 土禁車両のオーナーは、これを無視して土足で愛車に乗り込む人が大嫌い。前出のオーナーさんいわく「愛車の車内は我が家も同然。土足で家に入るなんてあり得ないです。意味がわからなくてためらっている人は、まだ気が利く方。ドカドカ乗り込んでくる人は気が利かないと判断しますんで、そんな異性とは付き合えません」。特に内装を白系に張り替えたクルマに乗る際は慎重に!特に内装を白系に張り替えたクルマに乗る際は特に慎重になりたい

5)缶ジュースを車内で飲めない

 車高を下げると残念ながら、乗り心地は悪くなる。それを解決するために高価な足まわりのパーツ(調整式アームなど)を装着したり、サスペンションのセッティング作業を何度も繰り返しすなど、さまざまな工夫を凝らしている。けれど、低車高でベタベタのカッコいいスタイリングと快適性の両立はなかなか難しく、どうしても硬めの乗り心地になってしまうことは致し方ない。低さを求めればどうしても硬めの乗り心地になってしまうことは致し方ない

 ガチガチに固められたサスペンションのクルマは、走行中のちょっとした段差でも車体が跳ね上がって車内で缶ジュースを飲もうにも飲めないし、乗員も揺れてナビやオーディオの操作も危うい。ひどいケースでは、クルマから降りたときにアタマが「ぐわんぐわんの状態」になることもあるのだとか。そうならないよう、車高短乗りは日々、少しでも快適に走れる足を目指して、勉強と修正を繰り返しているのだ。セッティングが出ていないハードな乗り味なクルマはナビ操作もおぼつかない

 ほかにも、マフラーの音でせっかくカスタムしたオーディオが聞こえなかったり、車高短のクルマが停められる駐車場のある家にしか住めなかったり。うしろ指を刺されることも決して少なくないけれど、そんなこんなも含めて楽しい(?)のがカスタムの世界。マフラーの音でせっかくカスタムしたオーディオが聞こえなかっりする

 自分が信じる「カッコいい」にトコトンこだわって、数々の障害を乗り越えながら進んでいる全国の車高短車両のオーナーたち。日々こんな苦労をしているのだ…。

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  • ドレスアップユーザーの間で「土足禁止」はごく普通
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