クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 乗ってりゃモテた狂乱のバブル期! 「女子大生」にバカウケだった「ガイシャ」5選
CLASSIC
share:

乗ってりゃモテた狂乱のバブル期! 「女子大生」にバカウケだった「ガイシャ」5選

投稿日:

TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: メルセデス・ベンツ、アウディフォルクスワーゲン、京商、青山尚輝、Auto Messe web編集部

リアガラスに「YANASE」のステッカーがステータス

 が、190Eやアウディ80もそうだが、ベンツ、VW、アウディがお嬢様系女子大生に不動の人気を誇ったのは、日本の老舗輸入車ディーラーの「ヤナセ」が取り扱っていたことが大きい。当時のヤナセのセールスに何人も学友、友人がいるのだが、みんな好青年のお坊ちゃま。ドイツ御三家は日本の老舗輸入車ディーラーの「ヤナセ」が取り扱っていた

 顧客の自宅にビシッとスーツでキメて、フラッと菓子折り持参でやってきて、奥様や娘さんと世間話をして帰る・・・・・・そんなセールスと顧客の強い絆、関係性もあった時代なのである。

 だから、次のクルマも、当然、ヤナセである。上記のゴルフ・カブリオレに乗っていた女子大生も、始めてあったとき、「どんなクルマに乗っているの」と聞いたら、フォルクスワーゲン、ではなく、「ヤナセのクルマ」と奥ゆかしく答えたほどである。それぐらい、リヤウインドーに黄色いステッカーが貼られたヤナセで買った”正規輸入車”(当時は並行輸入車も多かった)のクルマにはステータスがあったというわけだ。リアウインドウに貼られたYANASEのステッカー

 もちろん、当時、3代目となる911、964型ポルシェ911も絶大なる人気を誇っていたが、女子大生より上の年齢層の女子人気が主だったはずである(男子オーナーの年齢層が、190EやBMW3シリーズよりグーンと高かったせいもある)。ポルシェ・ミュージアムに展示されているポルシェ911

 ちなみに、筆者は1985年からBMW325i、1987年からマセラティ・ビターボ、1990年からメルセデスベンツ300Eに乗っていたが、マセラティだけは周りの女子大生にまったくウケなかった。マセラティ・ビターボを所有していた頃の青山尚輝さん

 理由は、マセラティという車名が、当時の彼女たちの脳内辞書に、まだ書き込まれていず、彼女たちが憧れるスリーポインテッドスターでもなくプロペラマークでもなく、フォーシルバーリングスでもなかったからである。

123
すべて表示
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS