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バブルにGO! 日本車全盛期に大ヒットした「王道ファミリーセダン」4選+1

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: トヨタ/日産/三菱/Auto Messe Web編集

3ナンバー専用ボディをいち早く投入! 高級志向のユーザーを虜に

初代ディアマンテ(F10/F20)

 庶民が手にできる高級車としてバブル期後半に登場し、スマッシュヒットしたFF/4WDのアッパーミドルセダンが三菱ディアマンテ。きっかけは1989年の消費税導入とともに行われた自動車税の改定。それまで高額だった2000㏄以上の金額が大幅に引き下げられたことと、バブル景気という強烈な追い風により、3ナンバー車が売れ始めた。三菱ディアマンテ(初代) ディアマンテはそのタイミングを見計らったようにデビュー。アッパー、ミドルを含めた当時のセダンの多くが、5ナンバーボディに2Lオーバーのエンジンを搭載した。付け焼刃のように3ナンバー化していたのに対して、ディアマンテは最初から3ナンバー専用設計のワイドボディを採用している。

 人気のクラウンやマークIIを上まわる迫力あるボディと個性を持ち合わせながら、価格はリーズナブルという点が、高級志向かつ人とは違うクルマを求めるユーザーニーズと合致した。エンジンは2L、2.5L、3Lという3種類のV6エンジンを新開発し搭載する。

 サスはストラット/マルチリンクを採用。マルチビジョンや三菱インテリジェントコクピットシステムの豪華装備はもちろん、電子制御サスペンション、4WSのハイテクシステムを搭載するなど、新時代のハイオーナーカーとして様々な世代から受け入れられた。日本のミディアムカーの歴史を変えた1台として、1990~1991年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。三菱ディアマンテ(初代)の電子制御サスペンション

日産の新時代到来の先陣を切ったハイメカ搭載のスタイリッシュスポーツ4WD

8代目ブルーバード(U12)

 1980年代に日産の社内活動として動き出した「901活動」。1990年代までに動的性能で世界一を実現する」ことを目指したもので、実際に花開くのは1989年以降である。だが、その前段階としてほかのモデルも空力を重視したスタイリングや新技術がなどが次々と投入され、新世代到来を感じさせた。8代目の日産ブルーバード(U12) その先陣を切ったのが、1987~1991年まで生産された8代目ブルーバード(U12 )。シャーシやパワートレインは先代のU11を踏襲した(前期はCA18エンジンが中心だが、後半は新しいSR20エンジンに置き換えられた)が、スタイリングはそれまでの直線基調の男らしいフォルムから全体に丸みを帯び、バンパーやトランクは緩やかに傾斜。8代目の日産ブルーバード(U12) サイドビューはフラッシュサーフェス化されるなど、BMWの3シリーズのようなスマートな雰囲気に大変身! 4ドアH/Tだけでなく、セダンもリフィスティケートされ、パッケージに新しい時代の到来を感じさせた。

 運動性の向上も著しく、ビスカップリングを使った新世代のフルタイム4WDシステムである「アテーサ」、後輪操舵の4WS機構の「スーパー・トー・コントロールリヤサス」を採用し、高い旋回性と走行安定性を実現した。8代目の日産ブルーバード(U12)のアテーサ

 また、ニスモ×オーテックジャパン×日産工機の3社が製造に参画したモータースポーツ参戦ベース車両「SSS-R」も用意される。スポーツ性能を前面に押し出しつつ、十分な居住性も確保する高性能セダンとして年間販売台数でもトップ10に食い込むなど高い人気を誇った。8代目の日産ブルーバードSSS-R(U12)

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