ソロツーリング最良のお供「ハンターカブ」! アウトドアでも効果バツグンの「ステアリングダンパー」を自力で装着してみた (2/2ページ)

過去使用したダンパーを分解してオーバーホール

 記録を辿ってみましょう。まず調整ダイヤルを外したら、ピロボール側のスナップリングを外しオイルシールを抜きます。シャフト全体を引き抜くのと同時にシリンダーの下からオイルが流れ出すので容器で受けます。

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 ダイヤル側のシャフトと、ピロボール側のシャフトを繋いでいるストッパーを外すとピストン部と円板バルブ部でシャフトが二分できます。このストッパーと、ストッパーを受けるミゾの幅の誤差が大きすぎたので、ステンレスのリングを入れて遊びをなくします。ダンパーの初動時の段付き感はこれで解消されました。シャフトやオイルシールにキズもないことから、エアーの混入は一時的に小さなゴミを噛んでしまったのが原因なのかもしれません。CT110ハンターカブ画像はこちら

 ひととおり清掃をしたら元どおりに組み立てます。交換オイルはヤマハのサスペンションオイルの中粘度のG-10を使いました。シャフトを出し入れしてエア抜きを繰り返し、気泡が出なくなったところでオイルシールを組んで、ワッシャープレートとスナップリングで止め、調整ダイヤルを付けて完成です。CT110ハンターカブ画像はこちら

取り付けることで得られる快適性、安全性は格別

 ステダンの動きを簡単にイラストで描いてみました。調整ダイヤルを「弱」から「強」に回すと、内部の偏心円板バルブが右に回転して、1クリックごとにオイルの通路のオリフェスを狭めていきます。ここを通過するオイル量が制限されて、シャフトの動きは徐々に硬くなります。

 このステダンの場合は7段調整式ですが、クリック数を小刻みに多く設定すれば、より緻密な制御が可能となります。シャフトにはピストンのほかに、柔らかなゴム状のピストンがセットされています。気密性がありそうな材質なので、封入ガスの代役としてオイルの熱膨張やキャビテーション、急激な入力などに対応しているものと思われます。CT110ハンターカブのカスタマイズ画像はこちら

 オーバーホール後はエア噛みもなくなり、動き出しからスムースでダイヤルどおりの減衰力が得られるようになりました。このステダンをハンターカブに装着した当初は、ステアリングステムの右端から右側のエンジンガードにタテ位置でセットしていました。CT110ハンターカブ画像はこちら

 ですが現在は、左側エンジンガードへと斜め方向にセットしています。ハンドルを大きく切ったときのステダンの首振りが少なくなり、走行中に左手で調整ダイヤルを操作できるので便利です。CT110ハンターカブ画像はこちら

 大型バイクでのスポーツ走行に不可欠ともいえるステダンですが、装備することで操縦安定性が向上するのは、ハンドルの動きが軽すぎる原付クラスの方が断然上だと思いました。少し割高感のあるパーツですが、取り付けることで得られる快適性、安全性は格別です。

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