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「針葉樹は高火力」では、広葉樹は? ベテランが指南する「焚き火」で「絶対失敗しない」方法

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TEXT: 猪狩清十郎  PHOTO: Auto Messe Web編集部/写真AC

【安全対策】

 消火バケツ 危険予知消化水のバケツを用意 枯れ葉など燃え移りやすいものは極力どかすこと。火の粉が舞うほど風が強いときは燃やさない&即消火。万一に備え消火用のバケツ水を用意しましょう。またタープのガイラインなど暗がりで足を引っ掛けて焚き火の上にコケてしまうようなリスクを避けるとともに、タープ・テントなど火災要因となる化繊のそばを避けること(ダウンジャケットも穴が開く)。つねに危険を予知し危ないなと思ったら対策を。

【周辺ギア】

タープ 陣幕 ロストル陣幕や衝立を使う 椅子でもラグマットでの地べたスタイルでも構いませんが、火のそばでリラックスできるチェア類やミニテーブルなど周辺機器も焚き火を優雅にしてくれます。雨天ならタープ、風除けに陣幕やウインドウプロテクター、重いダッチオーブンを乗せられる頑丈な鉄製のロストル、クッカーが置ける棚など、焚き火周りを充実させると「基地感」が増します。焚き火周りのテーブルやチェア

【優雅で美しい焚き火】

焚き火台 消し炭持ち帰り 

 ゴミを燃やさない、地面・下草・芝生を焼かない、直火可のサイトでもカマド跡を放置せずきれいに片付ければ地面も元通りに。灰は埋めてもいいですが、消し炭は自然に帰らないので持ち帰ること(焚き火台が推奨されるのはきれいに片付けられるためでもあります)。焚き火台 ポイントは、人工的に人の手が入った跡を残さないこと。あとから来た人のための行動は、自分もまた同じ不快感を味わわないことにつながります。撤収時は完全消火を確認しましょう。

 キャンプで焚き火を行ううえで、利便性や安全を考慮するとけっこうさまざまな準備が必要なことがおわかりいただけたでしょうか。焚き火は野性味にあふれ人間を原点にリセットしてくれる魅力にあふれていますが、コントロール下に置かないと大災害をもたらす力があります。くれぐれもマナーを守り過信せず厳重な管理の元で行うよう留意してください。

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