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ちょっとした段差で使いづらさMAX! 後席を倒しても荷室が真っ平らにならない残念なクルマとは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

新型になって段差が増えたor減ったモデルも存在

 ところで、旧型と新型を比較した際、後席格納時のフラット度が激変したクルマがある。例えばプリウスだ。3代目は後席格納時のフロアに段差、角度がなく、ほぼ完全フラット。ラゲッジスペースの開口部段差もなく、意外なほど使いやすかった。

 ところが、現行の4代目になって、いきなり開口部段差がFFで100mm、4WDで45mmになってしまったと同時に、後席格納部分になんとも80mm(FF)もの段差ができてしまったのである(4WDは30mmでほぼフラット)。ラゲッジスペース拡大時の使い勝手では、大きく後退したと言わざるを得ないのである。

プリウス4代目のラゲッジ

 逆の例もあって、VWゴルフヴァリアントの場合、先代の7は後席格納時にそれなりの角度が付いていたのだが、新型の8になって角度はほぼ解消。ほぼフラットで使うことができるようになり、拡大したラゲッジスペースの使い勝手が向上している。

ゴルフ7とゴルフ8

 というわけで、ダイハツ・タント、日産デイズ(三菱eKワゴン)、スバルXV(インプレッサスポーツ)、プリウスは、後席格納時の拡大フロアのフラット度に関しては、ちょっと残念と言わざるを得ない。

 もっとも、後席格納時に角度が付くのは、後席のクッションが厚いから……とも言えたりする(角度が付いてもかけ心地の悪いシートもある)。そのあたり、自動車メーカーはどちらを優先するか、悩みどころのはずである。

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  • ホンダN-BOX、スズキ・スペーシア、日産ルークス(三菱eKスペース)、ダイハツ・タント
  • ホンダN-WGN、日産デイズ(三菱eKワゴン)、ダイハツ・ムーブ、スズキ・ワゴンR
  • ラゲッジを気にする青山さん
  • XV
  • プリウス4代目のラゲッジ
  • ゴルフ7とゴルフ8
  • トヨタ・ヤリスクロス、ダイハツ・ロッキー(トヨタ・ライズ)、スズキ・クロスビー、マツダCX-3
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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