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「日本車ってやっぱりスゲー」の感動が味わえる「小さい」のに「荷室大容量」なクルマ6選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉/本田技研工業/トヨタ

トヨタ・シエンタ

 同じカテゴリーのトヨタ・シエンタの2列シート版、FUNBASEもラゲッジルームは奥行き935mm、幅1060mm、天井高1100mm(ローデッキ状態。ハイデッキ状態では930mm)ものスペースがあるから文句なし。荷物の積載性はもうばっちりである。トヨタ・シエンタ

日産ルークス/三菱eKスペース

 ちなみにコンパクトカーよりさらに小さい軽自動車のカテゴリーでは、やはりスーパーハイト系と呼ばれるジャンルのクルマのラゲッジスペースが使いやすく大容量。日産ルークス

 ホンダNーBOX、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシア、日産ルークス&三菱eKスペース(兄弟車)があるなかで、容量的に優れているのがルークスとeKスペースだ。

 スーパーハイト系軽自動車のラゲッジスペースの肝となるのが奥行きで(幅と高さは大きな違いなし)、ライバルのNーBOX600mm、スペーシア525mm、タント485mmのところ、ルークスとeKスペースは675mmと奥行きがもっともたっぷり。

 ただし、両車ともに現時点で一時生産を停止している。軽自動車で大容量のラゲッジスペースを望むなら、その動向を見守りたい。だが、上記の6台は車高が1650~1700mm以上あり、立体駐車場への入庫は難しい。自宅の駐車場やよく訪れる施設の駐車場が立体式で、全高1550mm以下の制限があるなら、導入は諦めるしかない。日産ルークス

ホンダ・シャトル

 ならば、2022年中にインサイト、CR-Vとともに国内販売を終了するというアナウンスが聞こえている、先代ホンダ・フィットをベースにした5ナンバーサイズのステーションワゴン、シャトルを薦める。全高は2WDで1545mmなので立体駐車場の入庫性はまったく問題なし。ホンダ・シャトル

 コンパクトカーといえどもさすがワゴンで、ラゲッジスペースは開口部地上高540mmとごく低い。世界のステーションワゴンの平均値は620mmなので、つまり重い荷物の出し入れも楽々である。ラゲッジフロアは後席使用時で奥行き955mm、幅970~1500mm、天井高835mm~となっている。ホンダ・シャトル

 床下にも収納があり、センタータンクレイアウトの恩恵で後席はごく低く格納でき、リヤドアからの荷物のアクセス性も文句なし。その際のフロア最大奥行は身長180cmの大人が真っすぐ横になれる1840mmに達するのだ。この抜群の使い勝手を持ちながら、販売中止となるのはなんとももったいない。新車を手に入れるなら早目の商談を薦める。ホンダ・シャトル

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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