大枚叩いて「ムキ出し型」を入れたのにパワーダウン! ウソのようだがホントに起こる「エアクリーナーチューン」の落とし穴 (2/2ページ)

エンジンの熱を吸わないようにエアー導線を確保

 さらに気をつけたいのがエンジン内の熱気問題。現代の純正クリーナーボックスは冷たい外気を吸い込むようになっている。昔は、これってエキゾーストの熱を吸い込むためのエアクリですか? と思ってしまう設計もあったが……。

 ムキ出し型クリーナーをエンジンルームにそのまま置くだけだと、エンジンの熱気を吸い込んでしまい、吸気温度が大幅アップ→ECUが熱膨張した空気に合わせてガソリン噴射量を絞る→パワーダウン……となってしまうこともある。

 正しく使うには、外気を取り込むダクトを付けたり、隔壁を設けるなどして、冷たい空気をたっぷり吸い込めるようにしたい。そうなればもともと吸気抵抗は少ないムキ出し型クリーナーだけに、劇的なパワーアップが期待できる。

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外気をエアクリに効率的ぶ」に取り込むためダクトを付けたりすると良い画像はこちら

ECUチューンも行えば、さらなる出力が手に入る

「ECU(エンジン・コントロール・ユニット)」内のデータを、ムキ出し型クリーナーに適したものへ書き換えることで、パワーやトルクを最適化。エンジンチェックランプ点灯を防ぐことができる。

 現代では吸入空気量などがシビアにクルマが管理されているので、車種やチューニングの度合いによってはECUチューンが必要になることもあるのは知っておきたい。たとえば「HKS」では、手軽にECU書き換えができる「フラッシュエディター」があり、自社製エアクリーナーに合わせたデータがすでに入っている車種もある。

 注意点としてはECUチューンを施したあとにムキ出し型クリーナーを装着したら、再度調整が必要になってしまう。純正交換フィルターなら問題ないが、エアクリーナーボックスごと交換するなら、ECUチューンと同時に、計画的に行うようにしたい。

隔壁を設けるなどして冷たい空気をたっぷり吸えるようにしたい画像はこちら