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HREは2台とも上位フィニッシュならず! 第20戦「UNOH 200 presented by Ohio Logistics」のレポート【NASCARトラックシリーズ2022】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

残念ながらクラッシュでトップ10に届かず

 「NASCAR(ナスカー)」といえば、アメリカでもっとも人気のあるモータースポーツである。その頂点は「カップ」だが、さらに「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」がそのトップ3カテゴリーと呼ばれている。

 そのひとつであるトラックシリーズに長年参戦し、2018年にはシリーズタイトルも獲得しているのが「Hattori Racing Enterprises(HRE)」。ナスカー界唯一の外国籍チームオーナーである服部茂章氏率いるチームである。今シーズンは若手ドライバー2名を起用し、チーム初のトヨタ・タンドラ2台体制でこのトラックシリーズにフル参戦をしている。

最終ステージと合わせて全200周で争われる

 そのHREが参戦するNASCAR Camping World Truck Seriesの第20戦「UNOH 200 presented by Ohio Logistics」が2022年9月15日(木)午後9時、テネシー州ブリストルにあるブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。

 このトラックは、1周0.533マイル(858m)のコンクリート路面のショートオーバルである。最大28度の深いバンク角を持つブリストルは、アクセルほぼ全開でコーナーを通過するトラックとなっているが、1周800mのバンクがついたオーバルの中に36台のマシンが入り乱れて戦う特殊なレースだ。今回の3ステージ制のレースは、第1ステージが55周、第2ステージも55周でステージチェッカーが出され、最終ステージと合わせて全200周で争われることとなる。

 決勝を前に午後5時05分からスタートした予選では、全車がコースを2周ずつ走ってラップタイムを競い合うタイムアタック形式で行われた。今回HREは、群馬トヨペットのサポートを受けた「#61 GUNMA TOYOPET TOYOTA TUNDRA」を、チェイス・パーディ選手がハンドルを握りラップタイム15.646秒を叩き出し24番グリッドを獲得。

 午後9時にスタートしたレースでは、61号車が果敢に攻める走りを続け、スタートから順位を上げていく。そして第1ステージを16位でチェッカーを受けるが、このステージブレイクでは、そのままコース上に留まり、順位を維持する戦略を取る。 第2ステージを12番手からスタートしたパーディ選手は、このレース2度目のイエローコーションが出された85周目までに7番手に順位を上げ、第2ステージのチェッカーとなる110周目は6番手で走り抜けステージポイントを獲得する。このステージブレイクでこのレース初のピットインを行い、タイヤ4本交換、燃料補給、ハンドリング調整を施してチームは61号車をコースへ送り出す。

 最終ステージは23番手からスタートした61号車は、多くの車両がダンゴ状態に密集している中で確実に順位を上げて行く。残り30周でこの日最後のイエローコーションが出たタイミングで、チームは最後の勝負を掛けて新品タイヤへの交換のためにピットインの指示を出す。

 新しいタイヤを装着したマシンでパーディ選手は189周目のリスタート時を24番手から迎えラストスパートを掛けてアウト側から3台をパスしてスピードを上げる。しかし間に挟まれた周回遅れの遅いマシンをパスする時に左フロントが接触してしまい左ドアと左フロントフェンダーに大きなダメージを負ってしまう。

 61号車は残り周回でさらに順位を上げるべくコースに留まるが、ダメージを受けた左フロントフェンダーが接触してタイヤスモークが上がり、NASCARからの指示により修復のためピットインを余儀なくされた。残念ながら2周遅れの30位で今回のレースを終えることとなった。

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