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いま注目の女性レーサーから直接レッスン! 最新ドライビングシミュレーター施設は60分5500円から

投稿日:

TEXT: 石田 徹  PHOTO: 石田徹

  • 猪爪杏奈選手

  • 指導風景
  • 猪爪杏奈選手

スーパー耐久の強豪チームが運営!

 2020年からスーパー耐久(以下、S耐)のST-5クラスにND型マツダ「ロードスター」で参戦を開始し、今シーズンはすでに2勝を挙げて最終戦を前にランキングトップに立ったのが、72号車の「OHLINS Roadster NATS」。同チームを運営する「iCraft」がこのたび、埼玉県朝霞市に「ドライビング スキル センター」をオープンした。本格派のドライビングシミュレーター2基を備えて、初回限定の60分無料キャンペーンも実施中。S耐やKYOJO-CUP、TCRジャパンなどで活躍中の現役トップドライバーのレッスンも用意されている。

現在スーパー耐久では王者争いを展開中

 SUPER GTのGT300クラスでも活躍するモンスター級のGT3マシンから、トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」、マツダ「デミオ」というコンパクトカーまで、まさに異種格闘技のバトルが展開されているS耐。そのなかでも一番の激戦区が、排気量1.5Lまでのマシンで争うST-5クラスだ。そこで前述のコンパクトカーたちと戦っているのが、マツダ「ロードスター」。じつは直近5年間のチャンピオンはロードスター勢が3回、フィット勢が2回獲得という好勝負を展開中だ。今季はデミオのSKYACTIV-D(ディーゼル)/SKYACTIV-G(ガソリン)の2モデルも王座争いに加わって、最終戦の鈴鹿まで予断を許さない激戦が展開されている。

 そして先日の第6戦・岡山ラウンドを終えて、堂々のクラストップに立っているのが、72号車の「OHLINS Roadster NATS」だ。車名にもある日本自動車大学校(NATS)の学生たちがメカニックを務めていることでも知られるが、今シーズンは大きく飛躍。開幕戦の鈴鹿と第3戦のSUGOで優勝を果たし、さらに第5戦からは連続して2位に入賞と、勢いに乗っている。チームは参戦3年目だが、今年はジムカーナの名手でカリスマドライバーの山野哲也選手をエースに起用。NATSで教鞭を執る金井亮忠選手と、ロードスターのパーティレースでチャンピオンに輝いた野島俊哉選手というドライバー陣も強力で頼もしい。

山野哲也選手

S耐仕様のロードスターもシミュレーターでドライブ可能

 さらにiCraftではレース活動と並行して、モータースポーツの裾野を広げる活動も開始している。すでにスクールカーとしてNB型ロードスターを用意して、南千葉サーキットなどでレッスンのプログラムを設定。こちらの講師は、かつて全日本ジムカーナ選手権でチャンピオンに輝いた猪爪俊之代表が務めている。ちなみに「猪爪」でピンときた方もいるだろう。今年はKYOJO-CUPやTCRジャパンシリーズで活躍中の猪爪杏奈選手は猪爪俊之代表のお嬢さんなのだ。彼女も一昨年と昨年は72号車のドライバーも務めていたので、マニアの方ならとっくにご存知かもしれない。

 そして、いよいよ本題。今年から72号車のスポンサーになった星和産業の本社敷地内にオープンしたのが、この「ドライビング スキル センター」だ。2基のシミュレーターは左ハンドル車の右手シフトにも対応した本格派。まずは自前のS耐仕様ロードスターとFD2型のホンダ「シビックタイプR」、そしてポルシェ「ケイマンGT4」(981型)の3台での走行メニューを用意している。最後のケイマンはファインチューニングが施された上級者向けの仕様になっているそう。筆者も試させてもらったが、やはりスリックタイヤを履くS耐仕様のロードスターを気軽に体験できるのが、最大の魅力だろう。

 シミュレーターのセットアップは、e-SPORTSのドライバーとしてのキャリアも豊富な野島俊哉選手がおもに担当。いわゆる二刀流の彼はバーチャルの世界でも「D’STAION RACERS」所属のレーサーとしてインターナショナルなシリーズにも参戦経験があり、2年連続の国体代表という実績も残している。さらに野島のチャンピオンカーをベースにしたパーティレース車両もラインアップに加わったとのニュースも届いた。これは人気のパーティレースにこれから参戦しようという人には、まさに上達の最短ルート。実戦でも役に立つトレーニングになることは必至だ。

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