トヨタの名機”JZ”エンジンをスワップした3台【オートトレンド2017】


サウンド、パワーを両立すべく
今や珍しいストレート6で愉しむ

トヨタが誇る二つの名直6エンジンといえば1JZ-GTE型と2JZ-GTE型。
前者は、2.5リットルエンジンをツインターボ化し、当時の自主規制だった280psを発揮。70型スープラや30型ソアラなどに搭載されたことは記憶に新しい。
後発の2JZ-GTEは、3リットルに排気量アップ。80型スープラや初代アリストに搭載された。
1000psのチューニングにも耐えうるエンジンとして、現在も重宝されている。
そんな名機に載せ替えたスワップマシンが、愛知県ポートメッセなごやで開催された「オートトレンド」に集結。今では数少ない”ストレート6″を愛する有志たちによる「JZ祭り」が行なわれた。

V8のトヨタ・マジェスタに3リットル直6搭載
6連スロットルにゲトラグ製6速MTもセット

ドレスアップ&チューニングで定評のある『ティースタイル』が、ベースに選んだのはトヨタ・マジェスタ(180系)。ワンオフのエアロやナチュラルに描くブリスターフェンダーを見れば、ごくイマドキなVIPセダンといったところだ。

ボンネット内には、NA化された真打ち2JZエンジンに換装。TODAのハイコンプピストンで3.1リットルにボアアップしてHKS製のハイカムをセット。制御は、同じくHKSのフルコンで行なっている。

マジェスタでは電子スロットルだったがワイヤースロットルへと変更。
6連のスロットルボディは、カローラ・レビン(AE111)純正を1.5台分流用したもので、排気側のエキマニ&マフラーはワンオフで製作した。
マジェスタ純正のV8エンジンには実現できない甲高い直6サウンドを奏でる。

ミッションは、80スープラ純正のゲトラグ製6速を流用。足踏み式だったサイドブレーキは、ハンドブレーキに変更してドリフト走行をも楽しめる仕様とした。

外装だけでなく、内装に目を向ければ「GROUND ZERO」をメインとしたオーディオや、アルカンターラに張り替えた室内など、高いドレスアップ性を確保。
乗って楽しい、走って気持ちのいい1台に仕上げられたのだ。

レクサスISという現代のクルマに
前世代エンジンを搭載する希有な公認車

レクサスISは、『TIC』が合法改造車をテーマに製作した1台。
2JZ-GTE型にスワップしたエンジンは、T88-34DタービンやSARD燃料ポンプで、ハイパワー化されたモンスターマシン。平成17年以降の排ガス規制をクリアした、れっきとした合法(公認車検)車両なのだ。

直4用のエンジンルームに直6を投入
S15シルビアの快音・快速マシン!

2.5リットルの1JZ-GTE型エンジンを移植した日産シルビア(S15型)は『プレミアムジャパン』が担当。
「DELTA」のタービンキットを装着し、エンジンノーマルで520psという圧倒的なパワーを絞り出す。
エアロは「VERTEX EDGE」のボディキット。軽量のシルビアで、カッコよく遊べるを提案した。

マジェスタを出展した『ティースタイル』によれば、トヨタの”JZ系”エンジンの魅力はパワーとサウンドを高次元で両立できること。そして、耐久性も高く、チューニングを行ないやすいようだ。
製造製造中止から10年以上経っても愛される名機。古き良きを直列6気筒を私たちを教えてくれる、数少ないエンジンなのかもしれない。

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