オヤジセダンも極めるとカッコイイ
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トヨタのボトムラインを担っていたターセルセダン。
ノーマル状態ではこれといって特徴の薄いコンパクトカーであるが、車高とホイールチョイスでここまで雰囲気が変わるという好例。

そしてなにより注目したいのがエンジンルームだ。ターボ化されているのはもちろんのこと、雑多な配線や配管を極力ヒドゥンする「ワイヤータック」という手法がとられている。
これによりエンジン本体の存在感がさらに強調されている。
フェイススワップだけでなくエンジンも換装

日本で販売されていたトヨタ・カローラルミオンを北米市場で販売されていたサイオンxB仕様にしたもの。
顔つきが大きく違うためxB仕様にするだけでも大掛かりだが、エンジンルームを覗いてびっくり。
オリジナルには設定のないV6エンジンが搭載されているではないか! これは恐らく同じプラットホームを使用するブレイドマスターに搭載されていた2GR-FE型3.5リットルエンジン。搭載可能ということは想像できるが、実際に実行してしまうところに脱帽だ。
逆輸入車かと思わせ意表を突く日本向け仕様

こちらは輸出仕様の三菱GTO……と思いきや、なんだかリアの造形が違う??
とよくよく見ると、GTOの兄弟車としてダッヂブランドから販売されていたステルスをベースに、GTOフェイスをスワップしたものと判明!
裏の裏のそのまた裏をかかれたような手法にクラクラしてしまった一台だ。
ホイールチョイスもクルマの雰囲気を左右する大きなポイント。ここからは足元に注目して小技を効かせたクルマを紹介したい。
コルベットの純正ホイールをインプレッサに
ラリーのイメージが強いWRブルーマイカのGDBインプレッサに合わされたのは、C4コルベット純正ホイール。
パッと見ではとても自然に収まっているためスルーしてしまいそうになるが、よく見るとセンターにコルベットのエンブレムが付いているギャップが印象的だ。

センターキャップはマツダに変更
マツダMPVの足元にはZ33型フェアレディZの純正アルミが収まる。ただ、普通に純正流用するだけではなく、センターキャップをマツダマークに変更しているところがニクイ!

おじさん感涙のタイヤ&ホイールでネオレトロ

ホンダ・プレリュードのワイヤーホイールに合わせられたタイヤは、オジサン感涙のヨコハマグランプリM5だ。
ちょうどこのプレリュードが現役時代に人気を博したこのタイヤをチョイスするこだわりはすごいのひと言。
ただ、タイヤとしての賞味期限は過ぎているので、イベントスペシャルと信じたい……。
(レポート&撮影:小鮒康一)
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