L28型改「3.2Lツインカムエンジン」を搭載したハコスカに試乗! (1/2ページ)


現代の技術を盛り込んで再生
許容回転数はなんと1万rpm

『TC24-B1Z』。
この英数字の組み合わせを見て、ピンときた人はかなりの自動車マニアだろう。
『TC24-B1Z』は岡山県にあるエンジン、駆動系パーツメーカーである「OS技研」が1980年代以前の「日産自動車」の主力エンジンであるL28型2.8リットル直列6気筒SOHCエンジンのブロック(L28型ブロックを使うのはレースに出場する、車検を取得するため)に、独自で設計&開発を行ったDOHC4バルブのシリンダーヘッドを組み合わせて、2012年に発表したオリジナルエンジンの名称だ。TC24-B1Z

その原点は1980年に設計&開発を手掛け、9機のみが市販された幻の「TC24-B1エンジン」で、名前が示す通りB1Z(Zは究極の意味)はその後継機であり、外観をそのままに、エンジン構成パーツ、ヘッドまわりのシステムを新設計し、各部を現代風にモディファイが施した進化型リバイバルエンジンであることは、以前同サイト「35年ぶりに復活した幻の3.2リットル直6エンジンとは」で伝えたとおりだ。TC24-B1Z

今回、この幻のエンジンを搭載した3代目スカイライン(通称・ハコスカ)に短時間ではあるが、試乗することができたので、その印象をお伝えしたい。
排気量はオリジナルの2.8リットルから3.2リットルまで拡大され、自然吸気エンジンでありながら、現代のスーパースポーツに負けず劣らない420ps/40kg−mのスペックを発揮! カムシャフトは330°というハイリフトタイプで、許容回転数は1万rpmというから、チューンドツインカムエンジンらしい、高回転で伸びのあるフィーリングを味わえるという。 TC24-B1Z

さらに試乗車の燃料供給システムはキャブレターではなく、スポーツインジェクションを採用。
その他、点火系にはダイレクトイグニッション、インジェクターは燃焼効率向上に貢献するSARD製のマルチ(12穴)ホールタイプを装着するなど、各部も最新システムにアップデートされている。
今回はハコスカに搭載されているが、L型6気筒エンジン搭載車なら、もちろん、どの車両にも搭載可能だ。TC24-B1Z