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究極の機能美を追求した鍛造ホイールRAYS『G25Edge』

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強さと美しさを兼ね備えた規格外の一本
縦断面がハイパワーを受け止める

ホイールメーカー「レイズ」の総力と知恵を結集させた一本は、芸術品の域に達した。
不可能を可能にする。それは偶然や奇跡といった曖昧なものに頼らず、確立された理論と飽くなき努力によってのみ達成される。
それが、強さと美しさを高次元で両立させた『G25エッジ』は、まさにその典型と言える。RAYS_Main

「レイズ」の最新作『G25エッジ』。レーシングテクノロジーを受け継ぐ最高峰のスポーツブランド『ボルクレーシング』シリーズらしく、クラス最高の剛性値を叩き出す。いや、レイズ史上最強と言っても過言ではない。
それもそのはず、本来ならスーパーGTのGT500クラスで戦うマシンに装着するホイールのスペックを市販のロードホイールで実現させているのだから。
「レイズは、トップランクのレースシーンから得た知識や経験を長年積み重ねてきました。そのノウハウを惜しみなく注入させているのが、ボルクレーシング。G25エッジはその集大成なんです」とレイズの山口サン。I7GM0474

エッジモデルのベースになった、G25のデビューは2012年。オーソドックスなツインスポーク5本形状というディスクに、迫力のあるコンケーブフェイスを備えた1本は話題を呼び、瞬く間に国産車はもちろん、欧州車ユーザーまで幅広いファン層を築き上げた。
それから4年の時を経て、今年1月の東京オートサロンでベールを脱いだのが『G25エッジ』だ。

今回のアップデートでは基本的なデザインは変えず、剛性面の強化に取り組んだ。
ただしそれは、G25の剛性が低かったというわけではない。約4年に及ぶ期間に蓄積したデータを生かせば、もっといい物を作れるという確信に近い期待があったからだ。

そして改めて『G25エッジ』を眺めれば、2×5スポークはベースモデルから引き継がれたものだと分かる。
今や全世界で愛される普遍的なデザインだが、実はここに最強の剛性を誇るメカニズムの一端が潜む。
実際、G25と並べてみると、決定的に異なる部分がある。それがスポークの縦断面(厚み)だ。

V型ツインスポークを5本配置。25という数字の由来でもある。

V型ツインスポークを5本配置。25という数字の由来でもある。

一般的に鍛造ホイールは、スポークの縦断面が35mmあれば十分な強度を保てると言われる。
だが『G25エッジ』は最大で44mm。G25と比べても、10mm以上厚みを増している。
その分増えた重量は、スポーク側面でそぎ落とす。こちらはG25の約9mmから、G25エッジは約6mmまでシェイプさせた。
その結果、正面と斜めから見たそれぞれの印象は全く異なり、ある種のアンバランスさすら感じさせる。
だが、それこそがこのホイールの狙いでもある。
一見すると鍛え上げられた日本刀のような極細スポークだけで、タイヤを支えているような錯覚に陥る。しかし横に回れば、深い奥行きを持った縦断面に驚かされることだろう。

スポーク間の隙間は、ブレーキのベルハウジングを確認できるほど大胆に肉抜き。目にする機会は少ないが、G25エッジのこだわりは裏面にも及ぶ。表面と同じ製法で、極限まで肉をそぎ落とす

スポーク間の隙間は、ブレーキのベルハウジングを確認できるほど大胆に肉抜き。目にする機会は少ないが、G25エッジのこだわりは裏面にも及ぶ。表面と同じ製法で、極限まで肉をそぎ落とす

ただ話だけ聞けば、スポークの厚みを増やして幅を狭める、たったこれだけのこと。
しかし、それをレイズが採用している鍛造製法で作り出すことは至難の業だったという。

「アルミの塊からカタチを削り出す一般的な鍛造製法であれば、比較的簡単に作れるはずです。しかし弊社の金型を使った製法ではそうもいかない。4年の間に積み重ねた研究成果を携えて、情熱を持ってトライし続けた末に開発に成功しました」と山口サンは語る。

リムには鍛造の証である「FORGED」文字をマシニングで刻む

リムには鍛造の証である「FORGED」文字をマシニングで刻む

普段あまり気にしたことはないだろうが、G25エッジに限っては裏面も注意深く見てほしい。
軽量化のため、センターキャップの周囲ギリギリまで肉抜きする。もちろん強度を一切落とすことなく。

「私たちは、表面を綺麗にしてハイ終わり、ということはあり得ない。表面と同じレベルで裏側にこだわる。そこまでやって、初めてボルクレーシングの名を冠することができます」と山口サン。

センターキャップはあえて存在感を抑えたブラックタイプ

センターキャップはあえて存在感を抑えたブラックタイプ

常に最上のものを求め続ける開発陣の情熱と努力によって誕生した『G25エッジ』。
それは今回の撮影車となったガレージアンサーのトヨタ210系クラウンにも当てはまる。
ノーマルでも3.5リットルエンジン相当のパワーを発揮する2リットル4気筒ターボエンジンに対して、独自のチューニングを敢行。2トン近い車重を忘れさせる加速感を手に入れた。
また、洗練された純正エクステリアにはごく控えめに手を加えて、クラウン本来の高級感を昇華。

圧倒的な加速感を誇るアンサーの210クラウンターボチューン。「セダンでありながら、動力性能を追求した珠玉の1台。G25エッジとのマッチングが見たい、という夢が叶いました」とレイズの山口サン

圧倒的な加速感を誇るアンサーの210クラウンターボチューン。「セダンでありながら、動力性能を追求した珠玉の1台。G25エッジとのマッチングが見たい、という夢が叶いました」とレイズの山口サン

手段こそ違えど元のデザインを生かしつつ、持ちうる技術の全てを性能向上に注ぎ込むという本質は、不思議と一致。まさに『G25エッジ』がターゲットとして据える、ハイパフォーマンスカーとの組み合わせ以上に、呼応するものがある気がする。

サイズ インセット 価格(税込)

20×8.5J

38

¥112,320

20×9.0J

40

¥115,020
20×9.5J

28・45

¥117,720
20×10.0J

30・40

¥120,420
20×10.5J

24・35

¥123,120
20×11.0J

0・15

¥125,820
20×12.0J

25

¥131,220

RAYS TEL06-6787-0019 http://www.rayswheels.co.jp

(レポート:VIPスタイル編集部)

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