【スーパーカーニバル2017】90年代のミニバンで創る「近未来GTカー」の姿


ロールバー、オバフェン、前置きI/C……
異彩を放つ「ホンダS-MX」がオモシロイ

10月8日(日)、大阪の舞洲スポーツアイランドにて開催している「スーパーカーニバル2017」。
ミニバン、ワゴン、ハイエース、Kカーのドレスアップイベントには、個性的にカスタマイズされたユーザーカー300台が大集結。メーカー&ショップの出展ブースも約80社を集めるなど、大きな盛り上がりをみせる。
そんな「スーパーカーニバル2017」の参加ユーザーカーから見つけた1台。なんと、ベース車はデビューから20年以上経過したホンダS-MX、そこにはオーナーの個性を満載したカスタマイズが施されていた。
ずばりテーマは、『箱型GT』なのである。スーパーカーニバル

まずは、美しいモノトーンが目を惹くエクステリアだが、イメージしたのは昔ながらの「ホンダレーシング」。ホワイトカラーをベースにブラックのライン、そして赤の差し色を加えたのだが、どこか車種不明なオーラを放つ。スーパーカーニバル2017
その最たる要因となっているのは、ヘッドライトとフロントグリル。
ヘッドライトは、ボディこそS-MX純正なのだが、中身はレクサスRC-Fの3連角プロジェクターと5連のアクリルウインカーで大幅な加工を施した。スーパーカーニバル2017

また、フロントグリルは、現行USシビック純正を加工インストール。別体だったフロントグリルは、バンパーとのニコイチで製作し、違和感のないフェイスイメージを構築。
さらに、前置きインタークーラーで走りのイメージをプラスした。

そして、オーナーが最もこだわったのがオーバーフェンダー。
製作ショップ「ガレージイル」のアドバイスとオーナーの好みをカタチにしたもので、ノッペリとしたボディをダイナミックに描くラインを形成。片側15cmオーバーのフェンダー内には、超ディープリムな「マイスター」ホイール、その奥には「ガレージイル」の大径ブレーキキットが鎮座する。スーパーカーニバル2017

ワンオフのリアバンパーからは、ループ形状の3本出しワンオフマフラーをチラ見せ。絶妙なアレンジも注目である。スーパーカーニバル2017

 

さらに車内を覗くと、アンダーコートをすべて取っ払ってロールバーをセット。ダミーではなく、しっかりと剛性がアップできるように取り付け。その後方にはエアサス「ACC」のタンクが鎮座する。スーパーカーニバル2017
バイクのグリップを流用したシフトノブ、カート用の小径ステアリング、さらにスパルコのフルバケ2脚と、レースカーさながらの内装空間。
運転席の右側にあるサイドブレーキもセンターへ移植するほど、徹底的な「レーシーな演出」にこだわり抜いた。スーパーカーニバル2017

 

ちなみにオーナーのマサヤンさんは、現在30歳。
18歳で免許を取得し、すぐに購入したのが現愛車のS-MXである。
「購入した当時は、いわゆるミニバンブーム。S-MXもブレイク中だったのでライバルは多かったですが、すでに希少な存在ですよね。ずっと乗ってますが、いまはライバルも少なく目立てる逸材。昔ながらのレージングカーをイメージに、イマドキの要素を取り入れて”近未来なGTカー”に仕上げました」。

箱型ボディで、”GTマシン”を追求するメイクは珍しい。
しかも、ベースはS-MX。希少車と脱定番な組み合わせ、じつに面白いではないか。