「割れる・曲がる」粗悪品! 安心&安全なアルミホイールの選び方とは

「割れる・曲がる」粗悪品! 安心&安全なアルミホイールの選び方とは

「JAWA」というホイールの基準を知らずして
足元のカスタムを語ることはナンセンス

クルマをカスタムするうえで欠かせない社外ホイールへの交換。デザインやカラーなどの見た目だけで選ぶヒトも多いのではないだろうか。しかしホイールは、クルマが走行する上で大事な部分。実際に粗悪品によるトラブルも多く、安全性の確かなホイールの見極めが大切となっている。
いまやネット通販でも多彩なホイールが入手可能。今回、その最前線に立つ「カーポートマルゼン」の五十嵐サンにホイール選びの見極め方について聞いてみた。JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ

編集部:ホイールってどんなものでも大丈夫とは限らないのですか?

五十嵐サン:信頼できるショップは、正規ルートで商品を仕入れているので、販売するホイールに不安はありません。なかでもNAPAC(ナパック)・JAWA(ジャワ)事業部に加盟するメーカーの製品は、国土交通省が定める”JWL基準”をクリアしたうえ、独自に第3者機関の日本車両検査協会で試験を実施。より厳しく品質を追求しています。
その証明として刻印される”VIA”の文字は、まさに安全と安心の証明。さらに”JAWA品質認定証”のシールが貼られた製品は万全です。
ただし、最近は粗悪なコピー品も多く、JWLやVIAの刻印もニセモノも存在するので、素性のわからない通販サイトでの激安品には注意が必要ですね。

編集部:確かに正規販売店のセールならまだしも、異常に安い製品は怪しいかも。ほかに気をつけたい点はあるのでしょうか?

五十嵐サン:ドレスアップといえば、インチアップでしょう。当店ではお客様のクルマに応じ、タイヤの荷重指数も考慮してアドバイスしています。価格も大事ですが、タイヤ&ホイールは重要保安部品なので安全な選択を提案することも大切だと考えています。

編集部:なるほど、安全性を確保するのにプロのアドバイスは心強い。ところで、先ほど言われた「NAPAC・JAWA事業部」とは何でしょうか?

五十嵐サン:アルミホイールの製造や流通に関わる企業が加盟する組織で、業界側から自主的に安全・安心な製品作りを支えていこうと活動しています。先ほど”VIA”登録の話をしましたが、NAPAC・JAWA事業部ではマーケットに流通した加盟企業の製品についても市場より買い付けて抜き打ちの検査(サーベイランステスト)を実施し、品質を厳しくチェックしています」。

JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ

NAPAC・JAWA事業部とは、アルミホイールの製造メーカーや、それらを取り扱っている企業が自主的に集まり立ち上げた組織。重要保安部品であるホイールの安全性向上を活動テーマとし、市販品の抜き打ちテストなども行ない、品質を監視している。

 

厳しい試験をクリアした証が「JAWA」

国土交通省が定める基準「JWL」JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ国土交通省が定める、乗用車用アルミホイールの技術基準がJWL。
この基準に沿った強度試験を製造メーカー自らの責任において実施し、適合した製品に”JWL”マークの刻印が付く。ちなみに、商用車にはJWL-Tの基準が設定される。

日本車両検査協会の強度試験「VIA」JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ第3者機関である日本車両検査協会により、JWL基準の裏付けとなる強度試験を実施して合格した製品には”VIA”マークの刻印が許される。アルミホイールの安心&安全を追求した証といえよう。

このように、ホイールメーカーがJWL基準をクリアした製品を製造。さらに第3者機関の強度試験をクリアしてVIA登録された製品に「JAWA品質認定証」の証となるシール貼付が許されることになる。
この場合、PL保険も付帯されるので安心感はさらに高くなるわけだ。

 

JAWA認定のホイールはなぜ安全なのか?
品質を確かめる厳しい試験項目とは

【衝撃試験】

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ホイールが縁石に衝突した場合を想定した試験。タイヤを装着した状態で、JWL基準では13度(商用車用は30度)傾けた状態でリムフランジ上端にオモリを落下させ、貫通亀裂やエア漏れなどをチェックする。

【半径方向負荷耐久試験】

JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめタイヤを装着し、走行中にかかる定める基準「JWL」を設定し、 上下荷重への耐久性をチェック。半径方向に負荷を掛けつつ、 JWL基準ではドラムを50万回転(商用車用は100万回転)させる。亀裂や変形、ナットの緩みなどを確認。

【回転曲げ疲労試験】

JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめカーブする際の荷重を再現したテスト。曲げモーメントを与えながらJWL基準では10万回転(商用車用は25万回転)させて損傷やナットの緩みを確認する。

【インナーリム強度試験】

JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ外径18インチ/リム幅7インチ以上のホイールについてはインナーリム強度試験も推奨。1010kgのオモリを高さ13mmから落下させ、半径方向負荷耐久試験を50万回転させる。

JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ“JWL”や”VIA”の試験をクリアしたホイールならば、通常の使用でこのように損傷することはない。
粗悪な製品に手を出さないのはもちろん、たとえJWLの刻印があっても腐食やキズなどによって安全性に不安がある場合も使用は控えよう。JAWA JWL VIA JIL ホイール 選び方 おすすめ

 

ナットやボルトは必ずホイールに適合したモノを!

アフターマーケットでは60°テーパー座のホイールナットが主流だが、一部の純正ホイールでは球面座や平面座のナットを採用する車種もある(プリウスなど)。通販でタイヤ&ホイールを購入して交換する場合は、ナットの適合も必ず確認しよう。

 

(レポート:WAGONIST編集部)


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