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三菱「アウトランダーPHEV」の長距離燃費を1700km走行で徹底検証

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90km/h以上では15km/L台

高速道路を80km/hで走行するとカタログ値以上の燃費を記録したが、ほかの乗用車と同じペースで走行したときの燃費はどうなるのだろうか?
そこで通常モードとSAVEモードそれぞれで約200kmを走行した燃費を計測した(電池量は80%)。

前述したように通常モードは、スタートから約50kmがモーター走行が主体となるので燃費は3桁台。その後は電気を使い切るため、エンジンの稼働率が高まる(ハイブリッッド走行)と燃費がどんどん下がって15.0km/Lという結果になった。
ちなみに、バッテリーを使い切った状態で同じような速度レンジで走行した240kmの燃費が13.8km/Lだったので、計測距離がもっと長かったら平均燃費はもう少し下がったかもしれない。

一方SAVEモードで200km走行した結果は15.6km/Lと通常モードより若干ではあるが良好だった。計測区間が異なるので正確な比較にはならないが、SAVEモードでは走り始めから終わりまで平均的に15km/Lをキープ。大きく数値がブレることはなかった。

ハイブリッドモードの市街地走行の燃費は?

大阪に到着してからは、スケジュールの都合で充電するタイミングがなく、エンジンの発電と回生した電気を使ったハイブリッド走行で市街地だけを3日間で220km走った。
大阪市内でも降雪があるなど気温が低く、暖房を使っていたためエンジンの稼働率はかなり高い。アウトランダーこのときの燃費は11km/L。アウトランダーほどのボディサイズを持つSUVとすれば決して悪い数値ではないが、市街地の速度レンジならほぼモーターで走行できるので、当然のことながらこまめに充電しておくべきだろう。アウトランダー

このように『アウトランダーPHEV』で1751kmを走行して、長距離走行をした際の低燃費走行のポイントを編集部としての以下のようにまとめてみた。

  • 高速道路は80〜90km/hで走行すると無理なく燃費が良い
  • 走行距離が200kmくらいまでなら通常モードのほうが燃費が良いことが多い
  • 長い距離を無充電で走行するならSAVEモード
  • 電池残量があるときは下り坂でB0で回生より減速させないことを選ぶ

80km/hで高速を走行するときは路肩側車線

今回の燃費計測でエコランでは高速道路は80〜90km/h走行した。
これは大型トラックの法定速度80km/hとほぼ同じ。
じつは大型トラックのリミッターは90km/h(メーター読みでは95km/hあたり)で作動する(関連記事あり)ため、3本ある車線の中央走行車線を走っているとペースの速い大型トラックに追いつかれてしまうことがあった。そうなると大型トラックは、追い越し車線に出ることになって、結果的に交通の流れを乱すことになってしまう(左側の車線が空いているときは道を譲ったが)。
確かに3車線の高速道路では中央と左側が走行車線ではあるが、左側(第1車線)は中央(第2車線)より速度が遅いクルマが走行するのがマナー。
80km/hくらいで走行するときは、一番左側(路肩側)の第1車線がオススメ。前走車も少なく、追いついてしまったトラックは中央の第2走行車線へ移動できるのでクルマの流れを乱すこともない。

三菱自動車アウトランダーPHEV http://www.mitsubishi-motors.co.jp/outlander_phev/

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