伝統のホイールブランド“LINEA(リネア)”が欧州車の足元で輝きを増す

伝統のホイールブランド“LINEA(リネア)”が欧州車の足元で輝きを増す

幅広い輸入車用サイズをラインアップする
クリムソンの中心的ブランド「クラブリネア」

数々の個性的なドレスアップホイールを展開する「クリムソン」の中でも、『リネア』ブランドは特別な存在だ。時々のトレンドに応じて、その作風はさまざまに広がり、名称を『クラブリネア』と変更しつつもリネアの系譜こそがクリムソンの中心である。
『クラブリネア・マルディーニFF』は、輸入車にも対応する5穴PCD112、5穴PCD120をラインアップ。BMWのカスタマイズを得意とする兵庫・西宮のプロショップ「ワイズワン」がM2に装着した。

午前6時。街が色彩を取り戻し始めた真っさらな朝。静けさが強調されたような、ほんの一瞬の気配のなかに現れた一台のBMWには、凛とした美しさがあった。
それは、カスタムの凄さを威張るようなスタイルとは程遠い、ミニマル極まりない仕様だけれど、良品を正しく身につけるという大人の嗜みみたいな感覚が全身に貫通していて、それが独特の「違い」を作っているんだと思う。
そんなシンプルさの中で勝負するスタイルにおいては、とくにホイール、何をどう履くかの重要度がことさら大きくなるもの。その意味で、このM2に採用された『クラブリネア・マルディーニFF』という選択は、ちょっと、新しい。


『リネア』の由来は1980年代にまで遡る。レーシングスーツのブランドとして、当時の欧州サーキットシーンを席巻していたイタリアの『リネアスポーツ』社とライセンス契約を結び、そのスパルタン×モードなエッセンスを落とし込んだホイール作品を世に送り出したのが1982年。
それは同時に、スポーツに根ざしたGTスタイル一辺倒だった日本のカスタムシーンに「ホイールは個性を表現するもの」という新しい概念をもたらし、一気に人気を博した。
以降、作風はさまざまに広がり、名称を『クラブリネア』と変更しつつ、同ブランドはまるで原点回帰を求めるかのように、『マルディーニ』をはじめ、『ロッシ』、『ヴィエリ』と、ヨーロピアンど真ん中なワンピースモデル3本を軸に据え直し、私みたいな古いファンを「これはリネアスポーツ復活だな」などと密かに喜ばせていたりする。
しかも、これら最近作はすべて、5穴PCD112、5穴PCD120を擁した輸入車対応の布陣が敷かれており、写真のM2をプロデュースした兵庫・西宮のプロショップ「ワイズワン」でも、その魅力をイチ早く活用している。

BMWを得意とするショップが認める高いデザイン性


片野田代表が主宰するこのお店は、BMW専門の車両販売、とくにカスタムコンプリート車両の提案に強く、近隣にとどまらず、全国から問い合わせが寄せられる注目の存在。というのも、そもそも代表自らが大のBMWファン、根っからのカスタム好きで、一台一台のコンプリートに対して「ついつい凝ってしまって…。一度装着したホイールを別のに組み直すなんてことも多いですよ」と笑う。
つまり、ワイズワンでは、そんな社長の純粋なコダワリが詰まった「スタイル」を売っているのであって、それを目ざとく嗅ぎつけて「この一台が欲しい」と訪ね来るユーザーが後を絶たないというワケだ。

そして、ワイズワンとしてのBMW作りに重宝しているのが、クラブリネア。
同店ではワンチューナーで仕上げるパターンも多いそうだが、今回のM2のようなオリジナルコーディネイト主体の場合、欲しいサイズやシンプルなデザイン、価格と機能(フローフォーミング製法による軽量性)のバランスを総合的に考えると、クラブリネアの最新シリーズがイメージにぴたりと当てはまるのだそうだ。

また「当店では初めてBMWに乗るというお客様も多いんですが、そういった方からもクラブリネアは好評です」と、その良好なマッチングぶりに太鼓判を押す。

ロッシFF

ヴィエリFF

M2に装着されたマルディーニを例に付け加えるなら、ストレートな傾斜で描かれたコンケーブや、全体をフルブラックとしながらも、天面をグロス、奥行きをマットで仕上げたフィニッシュの「ひと遊び」に、多彩なビジュアル表現で鳴らすクリムソンらしさが出ていると思う。
スポーツと、都会的なオシャレと。それはBMWを語る基本キーワードであり、クラブリネアはそのイメージを完全に共有している。欧州に端を発する伝統のシリーズは今、本来の場所に立ち返ったかのように、生き生きとしている。

CLUB LINEA MALDINI FF × BMW M2

F:8.5×20+35 R:9.5×20+35

 

クリムソン https://www.crimson-inc.co.jp

取材協力 Y’Z One http://yz-one.com