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FR時代の日産サニーは高性能マシンに変貌するスーパーカーだった

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TEXT:  PHOTO: 増田貴広・automesseweb編集部

チューニングすればリッター100ps超え!
直4OHVエンジンがサーキットで唸りをあげた

1970年に登場した日産の2代目サニーは、セダンや2ドアクーペ、バン、ピックアップトラックとさまざまなボディバリエーションを持っていた。そんなファミリーカーとも商用車でもある2代目サニーだったが、2ドアクーペは、FRレイアウトを継承した4代目まで1970年〜1980年前半に行われていたツーリングカーレース(TSレース)のベースマシンとして大人気だった。
まさに現代のトヨタ86やAE86型カローラ・レビンやスプリンター・トレノのようなモータースポーツ・ベースモデルだったわけだ。

ニスモフェスティバル

1970年から1973年まで生産された2代目モデル”B110型サニー”は、名機A12型1.2リットル直4OHVエンジンを搭載。当時はライバルのトヨタ・カローラとファミリーカー市場の双璧と呼ばれるほど激しいシェア争いをしていた。ニスモフェスティバル

また、国内モータースポーツ黎明期の1970年頃にツーリングカーレースのベース車両として注目され、搭載していたA12型エンジンは排気量を1.3リットルに拡大するなどのチューニング次第では130馬力を発揮。最終的には170馬力以上出ていたという。
つまり100馬力/リットルを実現し、しかも1万回転以上回るという当時としては超高回転型ハイパワーユニットだったわけだ。さらに軽量なボディと優れた足回りで、高いパフォーマンスを誇ったのである。
このエンジンは、改良が加えられつつ4代目まで継承され、レーシングユニットのベースとして愛され、使用され続けていた。

そんなTSレースからは、日本を代表するレーシングドライバーを創出するほど、日本のモータースポーツ界を支えるレースだったと言っても過言ではなかろう。

そんなFR時代のサニーは、今なおヒストリックカーレースで活躍。
12月1日に静岡県の富士スピードウェイで開催された「ニスモフェスティバル2018」で行われたヒストリックカーエキシビションレースには、FR時代のサニーのほか日産S30型フェアレディZやC10型スカイラインなど20台以上が参戦。ニスモフェスティバル

影山正美選手、影山正彦選手、菊池靖選手などレーシングドライバーがドライブするサニーは、排気量を大きく上回るフェアレディZやスカイラインGT-Rを尻目にトップ争いを繰り広げていた。

ファンは往年の走りと懐かしいサウンドにおおいに魅了された1日であった。

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