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飛び石でガラスにヒビ!フロントウインドウの 補修の限界と対策とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

車両保険でのガラス交換は等級ダウン

 高速道路などを走っているとき、いきなり”ピシッ”という音。フロントウインドウにヒビが入ってしまった経験をした人もいるだろう。飛び石によるガラス破損だ。

 前走車が路面上の落下物を跳ね上げたり、タイヤに挟まっている石が飛んでくることが主な原因。速度域も高く、タイヤの回転も加わって飛んでくるのでウインドウに当たった時の衝撃も強くなるのだ。

 いずれにしても、ヒビが入ってしまったらどうすべきか。もちろん、交換するのがベストな選択となるのかもしれない。しかし、以前は車両保険を使っても等級が変わらなかったが、現在は1等級ダウンとなって翌年の保険料が高くなってしまうので考えもの。そこでガラスリペアという補修となるのだが、すべてのヒビに対応できるワケではないので注意したい。

 ガラスリペアが可能なのは、星状に広がった丸くて小さなヒビ。ウインドウ表面が大きくえぐれていたり、長く伸びた”ひび割れ”は補修はできない。大きさで言えば1円玉程度までの大きさが限界だろう。とはうえ、最初は小さなヒビでもクルマの振動や寒暖差が原因で広がっていくこともある。すなわち、早めの補修が重要だ。

 また、放射状にヒビが広がっていなくて、丸いものならガラスリペアが可能になるとはいえ、注意点はいくつかある。そもそもの考え方として、リペアしたからといって強度が元に戻るわけではないということ。キズの内部に樹脂を注入して固めるもので、それ以上被害がひどくならないレベルのものと思っていたほうがいいだろう。寒暖の差で再びヒビが広がることがある。

 また、樹脂がヒビの中に入っていかない場合も補修不可。内部を真空にしたりして、できるだけ入り込むように作業するのだが、入らないとキズを固めることはできず、補修する意味がなくなるのだ。

 ポイントとして、できるだけ早くディーラーや自動車ガラス専門店などでリペアをお願いすること。”運転の視野を妨げる”ようなヒビとなれば、車検をパスできなくなる場合もある。さらに、放置しておくと、被害がひどくなるだけでなく、汚れやゴミがキズの中に入り込んで樹脂が中に入らなくなったり、固めることができなくなってしまう。

 すぐに作業を依頼できない場合は、ヒビの部分をテープで軽くふさいでおくといいだろう。この際も貼り付けて指で強く押さえたりすると、ノリがキズの中に入り込んでしまうので注意。なお、ウインドウリペアの費用は2万〜3万円ほど、ウインドウのガラス交換となれば6万〜10万円(工賃込み)が目安だ。

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