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花粉から車内を守れ! 入れない・追い出す花粉症対策とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

エアコンを活用した対策

 今年もひどい花粉症。薬もよくなったとはいえ、できるだけ花粉は浴びたくないし、場所によっては気にしていてもムズムズが激しいところもある。それがクルマだ。限られた空間の密室には、花粉はどんどんと侵入してくるし、入り込んだ花粉はなかなか出ていかない。布の部分も多くて、車内には溜まりやすい場所もたくさんある。そこでクルマの花粉症対策をまとめてみた。

 

車内に持ち込まず、循環させない

 まずは、いかに車内に花粉を持ち込まないか。これはクルマ以外でもいえるが着衣が大切。セーターなどは生地に花粉が入り込みやすいので避け、ツルツルとしたアウトドア系のアウターであれば防御できる。さらに乗り込むときは、全身に付いた花粉を手で払う。これは家に入るときと同じだ。そして、花粉の侵入を抑えるため、走行中はなるべく窓を開けないようにしたい。

 そのうえで、クルマではエアコンがかなり重要。外気導入にするか、内気循環にするだが、以前は外からの侵入を防ぐために内気循環がベストとされてきた。が、最近のクルマはどちらでもいいそうだ。理由はエアコンフィルターが高性能になっているため。純正でも花粉やPM2.5、黄砂を除去できるフィルターを標準装備化(スペック表に明記)しており、社外品にも同様の高い除去力をもったものが販売されているので、それに選ぶといい。

 そもそもエアコンフィルターの点検は花粉シーズンに限らず、定期的に点検したい部分。排気ガスなどで予想以上に汚れやすく、2年ぐらいで真っ黒になることもある。エアコンのフィルターについては存在すら知らいない人もいるし、交換方法も同様で、エアコンの出が悪いと修理を依頼したらフィルターが詰まっていただけという笑えない話も現実としてあるのだ。

 

効果的に車外へ排出させる

 また、車内の清掃も必須。定期的に行なって、入り込んだ花粉を除去するのだが意外と作業は難しい。拭けば取れる樹脂類、そして車外に取り出せるフロアマットはいいが、問題はシートなどのクロス部分だ。こちらは叩いて、ホコリ出しをすれば繊維に入り込んだものは出てくるとはいえ、シートなどは車外に出せない。車内でもし叩いたら、花粉症重症者なら即死もの。考えるだけでも恐ろしい。他にもダッシュボードなどはクロスやモップで拭い取ってやるといいだろう。

 では、花粉をどう車外に出すかというと、裏ワザを駆使すべし。キーをひねってオンにして、まずは窓を開けて、エアコンのファンを回す。そのうえで外気導入にすると風に押し出されて自然に車外に流れ出ていく。つまり、走っているときにタバコの煙を外に出すのと同じ理屈だ。フロントの窓は閉めたままリヤの窓を開けると、より効果的だ。

 また、家庭用の流用という点では、薬局などで服にスプレーしておくとガードして繊維に入り込まないようにするアイテムも売られているので、それをドライブ前にシートにかけておくのも効果ありだ。ちなみに、運転中にくしゃみをして、前のクルマにぶつかったなんていう笑えないような例はけっこうあるので、運転自体にも注意したい。

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