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親子でキャンプ! 安全に子供と一緒に焚き火を楽しむポイント

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TEXT: 牛島義之  PHOTO: 牛島義之

火のつけ方から楽しみ方まで

 「焚き火」といったら、かつては寒さをしのぐための暖房変わりだったけれど、今ではキャンプに欠かせないアクティビティのひとつ。多くのキャンパーは、シーズンを問わず焚き火を楽しんでいます。

 そんな焚き火を楽しいと感じるのは大人だけでなく、子どもも同じです。「ボクも一緒に火をおこしたい」という子どもはたくさんいます。そこで今回は、一緒に焚き火を楽しむためのポイントを紹介していきましょう。

「焚き付け」に必要な小枝を探そう

 キャンプ場の売店で薪を買うだけでは、焚き火をすることはできません。薪に火をつけるための「種火」を作る必要があります。そのためにはまず、焚き付けとなる小枝を用意します。子どもと一緒にキャンプ場を歩きまわって、宝探し気分で小枝を探してみましょう。

 ある程度小枝が集まったら、楊枝大、鉛筆大、親指大と3つの太さに分類し、長さを揃えます。大人には少々面倒な作業でも、子どもにとっては遊び同然。楽しい作業のひとつです。

 

着火剤は天然のものでまかなおう

 焚き付けの準備ができたら、着火剤を用意します。市販のものでもいいですが、せっかく子どもと楽しむわけですから、着火剤は天然のものでまかなってみましょう。

 例えば、松ぼっくりや松葉、杉の葉。これらは脂分が多いのでいい着火剤になります。もし落ちていなければ、薪の樹皮をナタなどで削って着火剤にしましょう。キャンプ場で手に入る薪は脂分の多い針葉樹がほとんどなので、これも着火剤となります。

 薪から樹皮を削る場合、薪を持つ手には手袋を付けましょう。木のささくれが指に刺さったり、ナタの刃が当たってもケガの心配がありません。ナタを持つ手には手袋をしないほうが、滑りにくく手作業がしやすくなります。

 

集めた焚き付けを順番に入れていく

 準備がそろったら、いよいよ火付け。まず着火剤を焚き火台の中央に置き、その上に楊枝大の小枝を置きます。その上に鉛筆大の枝を載せたらライターで着火。火口の長いライターは焚き火の必需品なので、持っておくといいでしょう。

 そっと焚き付けに風を送り込み、火を大きくします。そして鉛筆大の小枝に火が移ったら、親指大の小枝をそっと載せます。

 親指大の小枝に火が移って安定したら、ここで初めて薪を載せます。隙間を開けて並べるように置けば、あとは自然と着火します。風があまり吹いていないときは、うちわなどで仰いで、酸素を供給してあげましょう。

 

熾火になったら焚き火クッキング

 薪の火が落ち着いて炎が収まり、おき火になってきたら焚き火クッキングの開始です。とはいっても、皮の付いたトウモロコシをそのままおき火に入れるだけ。まんべんなく焦げるようなイメージでひっくり返します。

 全体が真っ黒になったら、焼きトウモロコシの完成。皮の中で蒸し焼きになって、ほんのり焦げ目がついたトウモロコシは、味付けなどしなくてもとってもおいしいです。

 焚き火だけでも楽しいですが、最後にこれが待っていると思うと、子どものテンションもまた一段と上がります。

 子どもには焚き火を通じて日常では味わえない体験ができます。火をつけるための手段や過程には、これまで味わったことのない発見があります。次のキャンプは、大人が焚き火の“準備”をするのではなく、子どもと一緒に焚き火で“遊んでみる”のはどうでしょうか。こどもの感受性を高められるので、親としても楽しくなるはずですよ。

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