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アイデア部門賞の「タイヤ空気圧監視システム」が注目される理由とメリット

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TEXT: Auto Messe Web編集部

空気圧点検の減少が引き起こすパンクトラブル

 バスクが発売するタイヤ空気圧管理モニタリングシステム『AirSafe(エアセーフ)AS-SV2』が、日刊自動車新聞の用品大賞2019において”アイデア部門賞”を受賞した。今年で32回目を迎える用品大賞は、ユニークさや優れた企画力ある商品をクローズアップし、自動車のアフターマーケット業界の活性化を目的に毎年、グランプリ、準グランプリ、各部門賞が表彰されている。

 ”アイデア部門賞”を受賞したAirSafeは、車内にいながらタイヤの空気圧をリアルタイムに確認できる、安全運転サポート製品だ。こういった空気圧の監視システムは近年、多くのドライバーから注目を集めており、いまや類似商品も多く出回っている。

 そこで今回は、空気圧監視システムが注目される理由とメリットについて説明しよう。

 まず、重大事故を引きおこす要因となっているのが、空気圧不足が原因のタイヤトラブルだ。しかし、空気圧計で計測を行なう空気圧チェックは手間がかかるため、つい怠りがちになる。気付かないうちにタイヤの空気圧は低下し、走行抵抗が増大。燃費の悪化や走行安定性の低下に繋がり、高速走行中のスタンディングウェーブ現象によるバーストの危険性などにつながってしまう。当然ながらタイヤやホイール代の出費もかさむことになる。

 また、タイヤのパンクが激増しているという背景もある。今年の3月にJAF(日本自動車連盟)が発表したリリースによると、タイヤトラブルによるロードサービスの出動要請は、2007年度と比べると2017年度は39万1799件と4割近くも増加。道路事情やタイヤの性能も向上していることを考えると驚きである。それだけタイヤ点検への関心が低くなっているといえるだろう。

 空気圧不足を教えてくれるモニタリングシステムは、AirSafe AS-SV2のようなシステムではタイヤ異常を感知すると即時に警告を発したりするので、タイヤに起因するアクシデントを未然に防止できる。面倒臭いと感じることが多くなった現代人には適した商品ともいえる。

 なお、AirSafe AS-SV2は高圧の900kPaまでを監視範囲として設定可能。これにより普通乗用車はもちろんのこと、標準的空気圧よりも高圧に設定することが多いキャンピングカーや商用車にも適用可能としている。

 このところ高まるキャンパー需要と比例してキャンピングカーによる重大なタイヤトラブルの件数が増加している。こうした危険を未然に防ぐ目的も空気圧監視システムは担っているのだ。また、近年はスペアタイヤに代わってパンク修理剤を施されたタイヤのクルマもある。パンク修理剤で処理されているタイヤには効果を発揮できないため、空気圧点検はこれまでよりもシビアに行なったほうがいいだろう。

 なお、空気圧モニタリングシステムの相場は1〜4万円ほどだ。

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