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初めてキャンピングカーをレンタルする時の注意点や落とし穴7つ

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TEXT: さいば☆しん  PHOTO: さいば☆しん、Auto Messe Web編集部

設備や運転に関するお店ごとのルールを認識

 レンタルできるキャンピングカーの需要が高まっています。「えっ、レンタルのキャンピングカーなんてあるの?」なんて言われる事もありますが、以前よりは目にする事が多くなったのも事実。とはいえ、キャンピングカーは確実に普及していても、まだまだ一般的ではありません。ですから、誰でも簡単に意外とリーズナブルに借りられるキャンピングカー(レンキャンと呼ばれるようになってます)の存在なんて、まだまだイメージしにくいのでしょうね。

 しかし、借りてみると大半の人が「レンタカーと宿泊施設が合体して、面倒な宿の予約に悩むこともなくていい」とか「知っていればもっと早くからレンタルしていた」など、それまでの「借りず嫌い」を後悔する意見も多く聞かれたりします。そうなんです、案ずるよりは借りるが易し、思い立ったが吉日のレンキャンライフなんですね。

 でも、自由気ままなキャンピングカーにも、注意しないといけない落とし穴も存在します。ここでは、そんな”レンキャン”ならではの注意点をご紹介しましょう。

 

キャンピングカーには色々な種類がある

 利用目的や遊び方、メンバー(家族)構成などで、借りるキャンピングカーのタイプも変わってきます。例えば、一人旅なら軽自動車をベースにした「軽キャン」で十分ですし、子や孫も一緒の三世代クルマ旅なら、マイクロバスをベースにした「バスコン」という選択肢があります(下写真はキャブコン)。

 買えないけど乗ってみたいキャンピングカーを奮発して借りたり、試乗じゃ分からないので、お目当てのキャンピングカーをレンタルして車中泊なんていう借り方も可能。レンキャンに素泊まりクルマ旅だから、安い値段だけで選ぶのもありですが、エンジンを止めても車内を温められる”FFヒーター”が付いてなくて、冬の夜に凍えたりする恐れもあるので、事前にチェックが必要です。逆に、そこそこのお値段ですが、綺麗な新車のレンキャンを選択するという借り方もあります。

シーズンによって料金が大きく変わる

 走る宿泊場所であるレンキャンも、宿泊施設と同様に予約が必要ですし、平日・休祝日・シーズンによって値段が大きく変わることがあるので要注意。ただし予約に関しては、宿と違って予約できないという激戦区ではありませんし、価格についてもキャンペーンや、早割、長期割など、逆に安くなっていることもあるので、これもまた事前のチェックが必要です。

 

これだけは持参しておきたいもの

 用意したいものとしては、通常のキャンプとほぼ同じ内容と言えるでしょう。違うのは、テントやタープなど、設営・撤収しなければならない装備が不要ということ(必要ならば用意)。パッと来て楽しんで、パット帰る事ができるのもキャンピングカーならではのメリットです。

 なかでも普段はキャンプしないという方にオススメで、気軽にクルマ旅やキャンプができるというメリットがあるのです。更には、テーブルやイス、寝袋についてもレンタカー屋によっては貸してくれたり、借りた後に買取可能なサービスを用意しているケースもあります。また、キャンプにも言えることですが、忘れがちなのがアメニティグッズ。ホテルや旅館とは違うので、歯磨きセットやお風呂セットなども用意しておきましょう。

 

普通車とは運転感覚が異なる

 キャンピングカーでなくても、レンタルして初めて乗る車は慣れるまでは心配なもの。操作スイッチや給油口の位置なども、はじめは使い勝手が分からず不安になることもあるでしょう。また、キャンピングカーによっては、運転するうえで普通車との違いを十分に意識することが必要。例えば、クルマのサイズ。特に小型トラックをベースにした「キャブコン」は全高3m近くになるので、普通車では気にならない高さ方向にも気を付けなければなりません。人間は左右水平方向の視野は広いですが、上下縦方向の視野は狭いため、キャンピングカーの場合も駐車場の屋根や、軒先、看板、背の低いトンネルなど、気をつけなければ箇所が溢れています。更に、運動性にも注意が必要です。キャンピングカーは走る家、荷物満載のトラックみたいなものです。

 そして「急」がつく運転もダメ。例えば、急ブレーキも普通車の様にすぐには止まることはできません。挙動が乱れやすいだけでなく、荷物の散乱も起きるため非常に危険。もちろん急ハンドルも走行安定を損ないます。とはいえ、キャンピングカーは、前述のように基本はトラックやバスなので、ゆったりとしていて、ドライビングポジションも高く、意外と運転しやすいもの。要は無茶な運転さえしなければ問題ありませんので、ご安心下さい。

 

キャンピングカーならではの設備操作

 キャンピングカーを借りる時、スタッフが使い方の説明をすることがあります。しかし、早く出発をしたいために「細かい説明はええから」という人もいるでしょう。そんな人に限って「あれ? FFヒーターのスイッチはどこ?」とか「どうすればベッドになるの?」など、使い方が分からないまま、結局は寒い中でイスの上で寝た、なんて事になりかねません。

 キャンピングカーには、沢山のスイッチや装備があります。そのため出発前には試して、分からない事があれば聞くことを心がけてください。前述のベッド展開にしても、仕組みがわからないとパズルの様で困惑する可能性あり。まずは自分でセットできるのか、事前に行なうようにしてください。

 

ペット・調理・トイレの問題

 キャンピングカーによっては、ペット不可、車内での調理禁止、トイレ使用不可というケースがあります。逆にペットに関しては「ペット可」を売りにしているレンキャンがあるのも事実。いずれにしても、汚れに関することで、たとえペットOKの場合も、酷く汚した時は追加料金を徴収されることもあるので要注意です。自分のクルマではないからと、ぞんざいに扱わないことですね。

 

返却時に注意したいこと

 インバウンドの人が、レンキャンを返却する際に「お掃除セットはありませんか?」と聞く場合があるそうです。キャンピングカー先進国でもある欧米では、レンキャンは掃除して返すのが当然のマナーとして認識されてます(人にもよりますが)。最近では、お掃除セットが最初からセットされている場合もあるので、なるべく、借りたときと同じ位に綺麗にして返すのがエチケットです。

 トイレも原則、汚物処理は済ませてから返却が基本。ゴミなどは、引き取ってくれるところもありますが、出来れば持ち帰り、汚してしまったところは正直に申告しましょう。クルマ旅の思い出も汚してしまわないよう、楽しいレンキャンでの旅を!

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