「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」は安心して使えるのか? (1/2ページ)

「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」は安心して使えるのか?

個人間のクルマ交換を仲介する新カーシェアサービス

 民泊などで話題の「シェアリングエコノミー」。クルマでも、様々なカーシェアリングサービスが次々と誕生する中、大手広告代理店の電通が100%出資する子会社「カローゼット」は、ユーザー間で愛車の一時交換ができるアプリサービス『CAROSET(カローゼット)』の提供を、12月10日より開始。使用料など金銭のやり取りがユーザー間で一切ない新サービスとして、同日に報道関係者向け発表会を行なった。

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 「カロ―ゼット」は、スマートフォンなどにインストールした専用アプリに登録した自分が所有するクルマを、自分が乗ってみたい他のカローゼット会員のクルマと「一時的に交換」できる新しいサービスだ。

 これにより、カローゼットの会員は、メーカー、タイプ、デザイン、カラー、装備など、自分が所有しているクルマとは異なる複数のクルマを自由に利用できるようになる。

 例えば、普段はコンパクトカーに乗っているが、大人数で出かける時だけ3列シートのミニバンに、荷物を積む時だけステーションワゴンへ、キャンプに出かけたい時だけキャンピングカーを使いたいなど、その時々で個々の求めるシーンにマッチしたクルマに乗ることが可能。「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」画像はこちら

 条件に合ったクルマを持つ他の会員と、自分の愛車を一時交換することで、より幅広く充実したカーライフが楽しめるという。

 アプリは現在iOS対応のみだが、将来的にはAndroid対応のものも提供する予定だ。「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」画像はこちら

 

交換した日数だけ交換リクエストができる

 このサービスの最大の特徴は、そのルール。自分が他の会員からの愛車一時交換リクエストに応じた日数分だけ、自分も他の会員に愛車の一時交換をリクエストすることが可能。クルマの一時交換については、オーナー同士で交換場所や日数などを決めるという仕組み。

 あくまで「交換」なので、相手に貸している間にクルマがなくなることはない。さらに、前述のように「オーナー間で金銭のやり取りは発生しない」ことも売りにしている。「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」画像はこちら

 会員がまだ一時交換に応じたことがなかったり、交換したい日数に対して権利の日数が足りない場合は、後から一時交換に応じる約束をすることで、他会員への一時交換リクエストが可能となる「前借り制度」も導入する。

 アプリの利用費は2020年5月末まで無料だが、それ以降の2020年6月からは月額780円が必要。また、前述の前借り制度で、前借りした日から30日以内に他会員の一時交換オファーに応じられなかったり、リクエストがなかった場合は、「前借りの精算」として1日につき4980円(税抜)を支払わなければならない。「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」画像はこちら

 

自動車販売業者との「交換」制度も用意

 また、「プロオーナー制度」という名称で、自動車販売事業者が所有する試乗車などを、個人会員が一時交換できるプログラムも展開する。

 個人側はクルマの選択肢が増えることと、プロが整備したクルマに乗れる安心感があり、業者側は一時交換を契機に、新たな見込み客の開拓などに繫がるといったメリットがあるというわけだ。「電通」子会社の新カーシェア事業、愛車の一時交換アプリ「カローゼット」画像はこちら

 現在、このサービスに登録している事業者は、東京都・神奈川県下でBMWやプジョーなどの販売を手掛ける「サンオータス」、関東圏で中古車販売などを手掛ける「フレックス」、ボルボの国内販売を手掛ける「ボルボ・カー・ジャパン」、東京・西東京エリアのカーディーラーである「ホンダ東京西」の4社。カローゼットでは、今後も登録業者の数を増やしていくとしている。

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