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高齢者ドライバーの事故防止に役立つ「後付け可能な運転サポート装置」

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TEXT: 諸星陽一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

社外メーカーからも用意される運転サポート装置

 高齢者ドライバーによる事故が増加する背景もあり、自分の親がちょっと古いクルマに乗っていて心配だという人も多いことでしょう。新しいクルマはさまざまな安全装置が付いていて安全性が向上していますが、クルマを買い換えるというのは大変なこと。そこで、現愛車の安全性を向上させる方法を考えてみましょう。

ペダルの踏み間違い事故を未然に防ぐ

 例えば、トヨタはペダル踏み間違え時の加速を抑制する「踏み間違い加速抑制システム」を後付けのオプション装置として販売しています。これはすべての車種に適応するわけではなく、現在のところアクアやヴィッツ、プリウスなど12車種のみ対応。仕組みはソナーによって制御されており、前後に2つ(合計4つ)のソナーセンサーを装備。障害物に近づくと、車内におかれたモニターがブザーとランプで知らせてくれるというものです。

 通常ならば誤って急加速させた場合はブレーキを踏んで進行を抑えますが、ペダルを踏み間違えた場合は”加速抑制モード”に入ります。ブレーキが効くわけではなく、クリープで進む程度まで加速を抑制する仕組み。危険な場合はここでブレーキを踏んで停止させるのです。この加速抑制状態になったあとでも進まなくてはならないこともありますので、そうした場合は、アクセルペダルを踏み続けることで、約5秒後にゆるい加速を得られます。自動車メーカーを含めてアフターパーツメーカーも同様の装置の開発を進めており、近いうちに各社から販売されることになりそうです。

 ダイハツにもペダル踏み間違い時に加速を抑制する装置「つくつく防止」を設定していますが、トヨタと同様にすべての車種に装着できるわけではありません。適合していない車種の場合には、オートバックスで販売されている「ペダルの見張り番II」や、イエローハットの「誤発進防止システム」といった汎用品を利用するといいでしょう(一部車種は適合不可)。

 また、加速を抑制することはできませんが、ソナーセンサーを装着して障害物とクルマの距離を知らせてくれるだけの装置も汎用品が用意されています。こちらは車内におかれたモニターによって、障害物との接近具合を知ることが可能。トヨタの純正品も同様ですが、バンパーに穴を開けて装置を取り付けるタイプとなっています。

運転と万が一の事故をサポート

 さらに、もっとよく車外の様子を知りたいという人向けには、「モニターカメラ」を装着する方法もあります。モニターカメラを後付けすることで、より車外の障害物と自車との距離を把握することが可能に。日産車純正のアラウンドビューモニターのような全方位モニターも後付けで取り付けられるので、車庫入れなどで不安のあるドライバーは利用するといいかもしれません。

 他にも直接の事故防止にはなりませんが、万が一の事故やトラブルのときに役立つことも多いので「ドライブレコーダー」の取り付けもおすすめできます。事故が起きた際に、自分の身の潔白を証明するだけでなく、事故の原因を客観視できるので原因究明がラクとなり、自身に問題がある際もちゃんとした説明、説得ができることでしょう。

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