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日本から撤退した輸入車ブランド5つ、完全消滅のメーカーから再上陸予定のブランドまで

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

サターン

「礼をつくす会社、礼をつくすクルマ」というキャッチフレーズを使ったCMでアピールし、かつては街中で見ることができた「サターン」。本国アメリカでも、値引きなしやユニークな納車式などで話題となり、日本に持ち込んだものの、市場の反応は今ひとつだった。

 輸入されたSシリーズは燃費も悪くなく、ボディサイズも比較的にコンパクトで日本でも適したパッケージだったが、アメ車ならではの質感や走りにトピックスがなかったのも販売不振だった理由だろう。残念ながら2001年に撤退。2010年にはブランド自体が消滅してしまった。

 

ランチア

 WRCでセリカなどを相手に暴れまくったランチア・デルタ・イングラーレの印象は強烈だった。他にもストラトスが有名だが、そんな印象しかなかったというのもまた事実。ランチアの正規代理店としては「ガレージ伊太利亜」だけでなく、「マツダ(オートザム店)」でも販売されていたメーカーだ。

 もともとは高級車メーカーだし、インテグラーレも実用ハッチバックのデルタを4WDにしたもので、イレギュラーな存在だった(上写真はランチア・テーマ)。つまり、軸がブレていた感じだ。1999年には日本から撤退したが、本国イタリアでも最近はヒット作がまったく出ない状態なので、今後も日本で正規販売するのはかなり厳しいと言っていいだろう。

 以上が主なところだが、フォードも含めて、日本市場での苦戦は規模が小さいだけに撤退への影響につながりやすい。つまり、すぐに旨味が見いだせなくなってしまうからだ。いまや自動車産業はグローバル化が進むだけに、ひとつのモデルに求められる台数も大きくなっているからなおさら。

 また、日本のユーザーは品質に敏感なため、付き合い切れないというのも、表には出てこない理由だったりするだろう。

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