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「軽自動車キャンピングカー」に高級路線ブーム! 500万円超級から畳敷き仕様まで最新の軽キャンパー事情

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe web編集部

和紙製の畳フロアやエアコンなどの豪華装備

 ほかにも、今回のショーに展示された軽キャンパーで特に目に付いたのは、より豪華さや快適さを追求した装備が多かったことだ。
 たとえば、カーショップ・スリーセブンが製作したスズキ・エブリイがベースの「mocⅡ pop up(モックⅡポップアップ)」は、車内のフロアを畳敷き仕様にしている。しかも、この畳は職人が手作りした和紙製。一般的ない草で作られた畳よりも、ダニやカビが発生しにくく、擦れなどにも強い高級畳だ。
 同モデルには、フローリングタイプも選べるが、購入者が選ぶのはスリーセブンの担当者いわく「圧倒的に畳」の方だという。和紙畳の和風な雰囲気と、手入れがしやすく耐久性が高いことが、その人気の理由のようだ。

 ルーフテントを装備した車両が目立ったのも今回の特徴。前述のスリーセブン製作のエブリイのほかにも、会場には数多くのルーフテント仕様の軽キャンパーが展示された。それらの多くは、ポップアップ式で設営が楽で、大人2人が寝られるスペースを確保しており、実用性と居住性を確保。この点が、小さい子供がいるファミリー層にも人気を得ている理由のようだ。

 ほかにも注目だったのは、マリナRVが製作したスズキ・エブリイ ワゴンがベースの「キャビンIIミニ ワゴン」。 この車両は、近年キャンピングカーへの需要が多いソーラーパネルを、ルーフボックスの上部に装備しているのが特徴。積載性と安定した電力確保を両立している。

 また、同じくマリナRV製作のエブリイ バンをベースとした「キャビンⅡミニ Plus アルファ」では、やはりソーラーパネルを装備することで、車内後部に犬用のエアコンを搭載(オプション)できるようにした。

 夏の炎天下の駐車場などで、車内に犬を入れたまま徒歩で行楽などに出かける際も、大切な愛犬が脱水症状などにならないような配慮がなされている。

 このように、近年の軽キャンパーの装備は、人へはもちろん、家族にとって大切なペットに至るまで、より豪華で快適性を追求したものになってきている。これらは、いずれも従来の「安く手軽」だが、どうしても「本格的キャンピングカーの装備には叶わない」といった軽キャンパーのイメージを払拭するものだ。

 今後、どんな工夫やアイデアが盛り込まれた装備や車両が出てくるのか、非常に興味深い。

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