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「ぶつからないクルマ」を体験できる!経済産業省が「サポカー実感試乗会」を開催

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

次回は2月9日に宮城、香川、福岡で開催

 ブレーキの踏みそこないやペダルの踏み間違えによる高齢者を中心とした事故を受け、先進の車両安全技術を搭載して事故を未然に防ごうという取り組みが進んでいる。そのような安全装備が付いたサポカーが登場しているが、その機能を「経験したことがある人」は少ないのが現状。そこで、経済産業省が音頭を取り、2020年1月中旬から2月中旬にかけて、そのサポカーを実際に体験できる「サポカー実感試乗会」が全国8カ所で開催する。関東では、2月1日(土)に埼玉県上尾市のアリオ上尾で開催された。

 衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進等抑制装置を装備した「安全運転サポート車」を「サポカー」という愛称をつけて、経済産業省を中心に普及活動に取り組んでいる。

 昨年末には、65歳以上の高齢運転者を対象に、安全運転サポート車の購入等を補助する「サポカー補助金」が補正予算案に盛り込まれたことで、より注目を集めている。これを採り上げたニュースを目にした方も多いだろう。

「サポカー」は、衝突被害軽減ブレーキを搭載した「セーフティ・サポートカー(サポカー)」、そして衝突被害軽減ブレーキのほかにペダル踏み間違い時加速抑制装置等を搭載した「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」と区分けされる。

「サポカーS」には、さらに衝突被害軽減ブレーキの機能に応じて3つの区分がある。ひとつは低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載した「サポカーSベーシック」。もうひとつは衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置「サポカーSベーシック+」だ。3つ目は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載した「サポカーSワイド」となる。

 現在そういった安全装備を充実させた新型車が続々登場しており、「サポカーを知っている」とか「ウチのクルマはサポカーだよ」という方も多い。しかし、実際にその機能を体験した人は少ないという実状を踏まえ、2020年1月中旬から2月中旬にかけて、サポカーの機能を実際に体験できる「サポカー実感試乗会」を経済産業省主催で行っているわけだ。

 アリオ上尾の広大な駐車場を利用したこのサポカー実感試乗会では、実際に、今回は日産リーフとデイズの2台、そしてスズキのソリオとハスラーの2台がこの会場に登場。さらに後付けできる急発進防止装置の体験車両として、データシステムが「アクセル見守り隊」を装着したプリウスPHV、サン自動車工業は「S3-Drive 誤発進防止システム」を装着したプリウス(3代目)の同乗試乗を行った。

 また、会場には、埼玉県警のパトロールカーと白バイ、そして埼玉県の交通安全体験車「サイトくん」も登場し、交通安全の大切さを再認識できる機会となった。 会場にはアリオ上尾が開店と同時に、家族連れの買い物客といった来場者が続々と集まって、実際に、サポカーに同乗して、自動ブレーキや誤発進抑制装置といったシステムを体感した。

「クルマの買い替えの予定はないけど、自動ブレーキの体験をしてみたかった(60代男性)」、「今はまだ必要ないかな? でも親の運転が怪しくなったらほしい(40代男性)」と感想は様々だが、同乗体験については「体験できてよかった」と多くの人が口をそろえて言っていた。

 現在、東京都や愛知県、兵庫県などでそれぞれが独自に展開している安全運転支援装置への補助金だが、国の「サポカー補助金」もうまく行けば3月には導入される見通し。これが実施されれば、これまで以上にそのハードルもより低くなることは間違いない。サポカーの有効性を実感できる「サポカー実感試乗会」はこの後、以下の4会場で開催される。

2月9日(日) 宮城県(仙台市・宮城県運転免許センター)/香川県(高松市・香川県運転免許センター)/福岡県(飯塚市・筑豊自動車運転免許試験場)

2月16日(日) 広島県(広島市・広島県運転免許センター)

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