「豪華すぎるキャンピングカーの世界」2000万円オーバーでも売れる理由 (2/2ページ)

キャンピングカー界の王様「ハイマー」

 続いて訪れたブースは、茨城県に国内最大級の展示場を持つ「RVランド」。ハイエースなどのバンコン(ミニバンをベース)からキャブコン、トレーラーまで幅広いキャンピングカーが並ぶブースを奥に入っていくと、パーティションに囲われた特別感を感じるスペースが広がる。そこに展示されていた、いかにも豪華な1台が「ハイマー(HYMER)」社が手がける『Bクラス シュプリームライン(以降:Bクラス)』だ。

【関連記事】913万円の「コンプリートエンジン」も受注絶えず! いまチューニングメーカーで組んだエンジンが引っ張りだこの理由とは

ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

 まずは、そのスケールに圧倒。車体サイズは全長×全幅×全高=7790mm×2350mm×2960mmと、先出の「クリフ540」も遥かにデカい。同じフィアット・デュカトをベースにしているが、ベースモデルのボディタイプは異なり、フロントからキャンピングカーとして開発されたフルコンバージョンとなる。気になる価格は1872.1万円(税抜)と、高級キャンピングカーの本質を語る上では代表的なモデルといえそうだ。ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

 ドイツのハイマー社は、フィアット以外にもメルセデス・ベンツとも関係の深いブランド。60年以上の歴史を持つ、いわばキャンピングカーの王様ともいえる存在だ。そこで、RVランドの担当者に”Bクラス”の価値感や魅力について聞いてみた。

「まず、このモデルは”SLC”という専用シャーシを使ってます。新しく開発されたモーターホーム専用プラットフォームとなり、従来よりも大幅に軽量化(約16%)されており、強度も高められているほか、車底面はアンダーカバーで覆われているので走行安定性と乗り心地が格段に優れています。また。床下収納スペースを持つダブルフロア構造となり、バッテリーなどの重量物やタンク類をはじめ、長尺物や長期旅行の荷物が積載可能となっています」。ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

 この他にも車体最後方には大型収納庫も装備。強度の高いボディのおかげで最大450kgの荷物も積載可能という。さらに躍動感あふれるボディも大きな特徴がある。例えばGRP素材を使ったリアパネルは、5層構造(約3センチ厚)で、レンガ80センチ相当の断熱性と強度を持っており、特に冬場の保温性は抜群に高いそうだ。そして、気になるのが車内。ここでのコダワリを聞いてみた。

「内装は素材も重要ですが、シッカリと軽量に作られているのかも大切です。家具の取っ手ひとつひとつも人間工学に基づいて、感触や開閉のしやすさを重視した専用品を開発。どうしても見た目の高級感を尊重しがちですが、気品あふれるインテリアは誰もがくつろげる空間となっています」。ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

 ちなみに、Bクラスの乗車定員と就寝定員はそれぞれ5人。大型のツインベッド(1ベッドが820mm×2000mm)、エアコン、180リッターの給水タンク、温水式シャワー、トイレ、FFヒーター、サイドオーニングなどの装備は当たり前。展示車は、右ハンドル仕様で電動式プルダウンベッドや冷蔵庫まで完備されていた。ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

「購入層は40〜50代の方が中心ですね。使い方としては、2〜3泊の小旅行から数ヶ月の長旅までさまざま。なかには全国を駆け巡り、商談スペースとして仕事で使う人もいらっしゃいます。もちろん車体サイズが大きいので保管場所に困るケースがあると思います。その場合、弊社施設内にあるモータープールに保管することも可能。車庫証明は不要ですし、マイカーで起こしになって使いたい時だけ使用するという方法もできますよ」。ジャパンキャンピングカーショー2020の東和モータースとRVランドの高級キャンピングカー画像はこちら

 シャワースペースや広いリビングルーム、バイクなども収納できるスペースなど、まさに至れり尽くせりの世界。雨や雪が降っても車内で快適に過ごしたい、長期旅行に使いたいなどの目的があるならば、高級キャンピングカーは有力な選択肢かもしれません。
*写真は一部仕様と異なります

 

【詳しくはこちら】

東和モータース
https://towa-motors.com/

RVランド
https://www.rvland.co.jp/