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ファミリー納得の愛車選択「SUVよりもミニバンをオススメする理由とは」

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

荷物の積載や車内アレンジもミニバンに軍配

 では、ラゲッジルームの使い勝手はどうだろう。SUVに対してミニバンは室内高に余裕があるため、観葉植物などの背の高い荷物を積むのにも有利。

 また、SUVは最低地上高をかせぐため、ラゲッジフロアの高さは地上700mm前後となる。一方、ミニバンは車種にもよるが、ほとんどが低床で500mm前後。重い荷物の出し入れや、愛犬の乗降性では圧倒的に有利と言える。ほとんどのミニバンのラゲッジ開口部には段差がなく、荷物の出し入れはもちろん、室内高の余裕を生かし、自転車などを積み込む際も楽々というわけだ。

 シートアレンジの自在度でも、ミニバンはSUVを圧倒。何しろミニバンの多くは1-3列目席フラットアレンジが可能で、車内を広々としたリビングルームに仕立てることができる。3列シートのSUVだと、さすがにそうしたシートアレンジの自由度は劣る。そもそも室内高がボックス型ミニバンほどないため、天井方向の余裕がないわけだ。

 もし、SUVとミニバンの選択で迷っていて、3列目席の使用機会が多く、大きく背の高い荷物を積み込む予定があるなら、迷わずMクラス以上のミニバンを勧めたい。そうでなくても、最大5名乗車、2列目席までの使用でも、アウトドア用品など大きな荷物を積むのであれば、ミニバンが使いやすい。

 分かりやすく言えば、アウトドア派、特にオートキャンプを楽しむようなユーザーには、例えば、三菱アウトランダーよりデリカD:5が、実際に重宝されているということ。ミニバンにSUVの走破性を求めるなら、その両方のメリットを持ち合わせるデリカD:5は最強だろう。

 一方、ミニバンの魅力を知った上で、どうしても3列シートのSUVを望むなら3列目席に大人が座ってもそれほど窮屈じゃないマツダCX-8が、国産SUVでは最善の選択。もっとも、乗降性では両側スライドドアのミニバンに敵うはずもないのだが。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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