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自衛隊の足として活躍する「パジェロ」 市販モデルと異なる点や活動内容を聞いてみた

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TEXT: 武田真吾  PHOTO: 清水良太郎

ラジオやエアコン装備で運転もしやすい

 外装で市販パジェロに付いていないものといえば、夜間上空の敵から見つけられにくくするヘッドライトや、通信装置を設置するための台座(フロント左)、乗降用のサイドステップ(通常よりも車高が高いため)、ボディを草木でカモフラージュするためのフックなどだ。内装は内張りがなく鉄板ムキ出しの点を除けば、普通のパジェロとそれほど大きくは変わらないように見える。

「自衛隊車両といえば、エアコンやオーディオなどの快適装備は皆無というのが普通なのですが、パジェロは民間向け車両をベースにしていることから、エアコン(マニュアル)もAM/FMラジオも装備しています。特にラジオは災害派遣時の情報収集で必要になるため大切な装備といえますね。ミッションもオートマ(4速AT)なので、運転しやすいのことも特徴といえるでしょう」とが長谷川さん。

 それ以外では、ヘッドライトのスイッチが手袋をしたままでも操作しやすい「プル式+ロータリースイッチ」となっているのが特徴。基本的にライトスイッチだけでは点灯せず、ロータリースイッチ(灯火管制切替)との併用で、どのライトを点灯させるか(一般道走行用なのか、戦地で敵に見つからないようにするライトなのか)を選択できるようになっている。ちなみに車検や整備については、各基地内に配備された整備士が行なっているそうだ。

 特殊な戦闘車両とは違って、隊員の移動や演習などで、走行している姿をよく見かけるのだが、どんな装備が付いているのかまでは知らないことが多い。それだけに本物の自衛隊車両をじっくりとチェックできるようなイベントは、自衛隊ファンから特殊車両好きの子供たちまで大人気。自衛隊では隊開催のイベント以外に、今回のような外部の催しにも参加し、自衛隊の活動や隊員募集といった広報活動を積極的に実施している。

 実車を見たいという方は自衛隊大阪地方協力本部をはじめ、自衛隊のホームページでチェックすれば、イベント情報が手に入るはず。日頃の活動に敬意を表しつつ、普段は聞けないような話を伺ってみてはいかがだろうか。

 

【詳しくはこちら】

「自衛隊大阪地方協力本部」イベント一覧
https://www.mod.go.jp/pco/osaka/

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