70歳を迎えた田嶋選手が再始動。その挑戦の先は…
長年「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)」に挑戦している「モンスター田嶋」こと田嶋伸博選手が代表を務めるタジマモーターコーポレーションでは、競技車両の開発スタッフ募集の告知が5月末から行われていた。 モンスター田嶋が挑戦を続けてきた「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は、アメリカの中部ロッキー山脈の南端にあるパイクスピークという山を舞台に、富士山よりも高い標高4302mのゴールまで、コーナー数156、全長20kmのコースを誰が一番速く駆けあがるかを競う競技。
長年これに参戦し、1995年にスズキ・エスクードで総合優勝を果たし、さらに2006年からは2011年まで6年連続で総合優勝しているのがこの田嶋選手だ。また、その2011年大会では史上初の10分切りを達成(9分51秒278)。アメリカ人以外で初(もちろん日本人初)となるパイクスピークの殿堂入りを果たしている。 7連勝が掛かった2012年大会からは、E-RUNNERというオリジナルの電気自動車での参戦に切り替えて挑戦を続けていたが、2016年大会(電気自動車改造車部門3位獲得)以後、パイクスピークへの参戦は見合わせていた。