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90年代に活躍した「ヴェルデヨーク」「ブルーラゴス」「サンレモ仕様」揃い踏み! 伝説の「ランチア・デルタ」が1/18スケールで再登場【京商】

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TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: FCA、京商

ファン垂涎のモデルがミニカー化!

 魅力的なモデルカーやRCカーをラインアップする模型メーカーの京商。同社の人気モデルカーシリーズ“KYOSHO ORIGINAL”から1/18スケール「ランチア・デルタHFインテグラーレ」が明日発売される。今回モデル化されたのは、市販限定モデルの「ヴェルデ・ヨーク」と「ブルーラゴス」のに加え、ラリー仕様の計3台だ。

 ランチア・デルタと聞けば、マルティーニカラーを纏った姿を想像するのではないだろうか。世界ラリー選手権のグループAカテゴリーで1987年から1992年まで6年連続でマニファクチャラーチャンピオンシップを制覇したことは、クルマ好きの中ではあまりにも有名だ。年を追うごとに進化を遂げた同車も、92年を最後にWRCから勇退したが、デルタだけで前人未踏の45勝を遂げているのだから驚く。ランチアデルタの最後のワークスマシン「エボォルツィオーネI」

 ちなみに京商は過去にもランチア・デルタのカタログモデルだった「デルタHFインテグラ−レ16VエヴォルツィオーネII」や、限定車の「Club Hi-Fi」と「コレツィオーネ」など、マニア垂涎のモデルもすでに販売している。前回ラインナップされたエボォルツィオーネIIコレッツィオーネとClub Hi-Fi仕様

 そんなランチア・デルタシリーズの最新作が「ヴェルデ・ヨーク」「ブルーラゴス」「サンレモ仕様車」なのだが、今回も財布の紐が思わず緩んでしまいそうなモデルである。

 まずは1992年に発売された「デルタHFインテグラ−レ16Vエヴォルツィオーネ ヴェルデ・ヨーク(ダークグリーンメタリック)」をご紹介。外装こそエヴォルツィオーネIと変わらないものの、注目するべき点は内装にもある。今回追加されたデルタHFインテグラ−レ16Vエヴォルツィオーネ ヴェルデ・ヨーク

 レカロ社製セミバケットシートとドアトリムにはタン革が与えられ、エレガントな高級感を演出している。さらに画像では確認ができないがシフトノブ手前のセンターコンソールにシリアルプレートをセット。実車は500台しか生産がされていないが、京商では台数を制限していないので、安心をして買い求められる。価格は開閉機構が付いて2万円(税抜き)だ。タン革が与えられたデルタHFインテグラ−レ16Vエヴォルツィオーネ ヴェルデ・ヨーク

 続いて紹介するのは「デルタHFインテグラーレ16VエヴォルツィオーネII」の限定車として1994年に発売された「ブルーラゴス(ブルーメタリック)」。大きく張り出したブリスターフェンダーに垂直立ったリアウイングがラリーカーを想像させるスタイリングだが、陽に当てるとさらに美しいブルーメタリックボディにイエローのピンストライプがさりげなく、存在感を引き立てる。今回発売されるデルタHFインテグラ−レ16VエヴォルツィオーネIIブルーラゴス

 外装こそエヴォルツィオーネIIと変わらないが、ベージュの専用セミバケットシートが奢られている。こちらもヴェルデ・ヨーク同様にシフトノブ手前のセンターコンソールにシリアルプレートがセットされており、手に入れた際はじっくりと確認をしてほしい。開閉機構が付いて価格は2万円(税抜き)で台数制限はナシとのこと。今回発売されたデルタHFインテグラ−レ16VエヴォルツィオーネIIブルーラゴス

 最後に紹介するのは競技車両で1992年のサンレモラリーに出場したゼッケン5番、アンドレア・アギーニ/サロウ・ファルノッキア組みが駆る「サンレモ仕様車」を再現したもの。ランチアワークスとして最後の1勝を挙げたモデルで、その後HFインテグラーレは2位フィニッシュはあるものの、表彰台で一番高い所に立つことはなかった。1992年のサンレモラリーに出場したゼッケン5番のランチアデルタHFインテグラーレ

 エクステリアでまず目に飛びつくのは、ランチアお馴染みのマルティーニカラーやナイトセクション用の4連ライトスポットだ。またホイールエアベンチレーター、ルーフアンテナなども資料を参考に実車さながらに再現されている。4連のライトポッドが装着される1992年のサンレモラリー仕様のランチアデルタ

 スパルコ製フルバケットシートにはドライバー/コ・ドライバー名の刺繍がされるなど忠実に再現。開閉機構が付いて価格は2万2000円(税抜き)となっている。インテリアのスパルコ製バケットシートにはドライバーの刺繍が入る

 3台は、全国の模型店やインターネットで購入することが可能だ。既に一部手に入らないモデルもあるが、これまで発売されたランチア・デルタHFインテグラーレを全て集めるのも、コロナ禍の楽しみ方ではないだろうか。

【詳しくはこちら】

◆KYOSHO ORIGINAL 1/18scale Lancia Delta 1992 San Remo # 5 
https://dc.kyosho.com/ja/ks08348b.html

◆KYOSHO ORIGINAL 1/18scale Lancia Delta HF Integrale Evo.II “Verde York” (Dark Green) 
https://dc.kyosho.com/ja/ks08343v.html

◆KYOSHO ORIGINAL 1/18scale Lancia Delta HF Integrale Evo.II “Blue Lagos” (Blue Metallic) https://dc.kyosho.com/ja/ks08343bl.html

【お問い合わせ先】
京商株式会社 お客様相談室
◆tel. 046-229-4115
※13:00~18:00(月曜~金曜日、祝祭日を除く)

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  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • 1991年生まれの秋田県出身。15歳のときに上京し勉学に勤しむも、高校生時代から東京都内をカメラ片手に自転車に乗って、神出鬼没、車屋巡りをする日々を送る。社会人になり、その時に出入りしていた趣味系自動車雑誌の元編集局長に呼ばれ、交通タイムス社に入社、現在に至る。イタリア車が趣味の中核ではあるものの、クルマに関連する本やミニカーを集めまくる根っからの収集癖おさまらず……。古書書籍、ミニカー、これらの山の中で生活を続けている編集者。
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