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燃料だけでも5種類! いざ買おうとすると奥深すぎて悩むアウトドア用「バーナー」の選び方

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TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵、Auto Messe Web編集部

バーナーの種類【OD缶ガス式】

 キャンプ用バーナーの主流ともいえるのがOD缶仕様のバーナー。燃料を取り付けたら、着火ボタンやマッチの炎で着火するだけ。あとは自宅のコンロ同様、つまみを回して火力調整すればよく操作が簡単です。燃料は肩が丸く、太い缶に入っており、気温10℃以上のノーマルタイプ、10℃以下でも使える寒冷地用が用意されています。登山向けブランドには−20℃まで使えるエクスペディション用も。

 CB缶にも寒冷地用がありますが、一般的に寒冷地用OD缶を取り付けたバーナーのほうが低温時に強い傾向にあります。ただしCB缶よりも高価で、バーナーと同じブランドのOD缶を取り付けなくてはなりません。キャンプ場売店で取り扱っているとは限らないので余裕をもって燃料を用意したり、飛行機を使って目的地近くに行く場合はスケジュールに余裕が必要です。OD缶仕様のツーバーナー式コンロ

バーナーの種類【CB缶ガス式】

 OD缶と人気を二分しているのがCB缶仕様のバーナー。CB缶はOD缶よりも安価で、さらに非常時には他社CB缶を使用できるので防災アイテムとしても優秀です。なお、同じCB缶仕様のバーナーでも屋内で使えるものと屋外専用がある。自宅で鍋料理にも使う予定なら「屋内・屋外兼用」とされるものを選びましょう。またOD缶仕様のバーナーにも言えることですが、年に1度は燃料取り付け部分のパッキンの状態を確認しましょう。OD缶と人気を二分しているのがCB缶仕様のバーナー

バーナーの種類【ガソリン式】

 燃料を入れて加圧(ポンピング)する作業があり、キャンプ初心者には敷居が高い「ホワイトガソリン仕様」のバーナーですが、同じ燃料で夏も冬も使えるのが魅力。可動部のオイルアップや詰まりの除去など定期的なメンテナンスが必要だし、着火ひとつとっても手間がかかるわけですが、ちゃんと整備すれば50年前のバーナーでも問題なく使えるため根強い人気を誇ります。

 現在、手に入るガソリン仕様ツーバーナーはコールマンくらいですが、シングルバーナーならMSR、コールマン、SOTO、オプティマスほか数種あります。コールマンは純正ホワイトガソリンを用意しており、こちらは不純物を取り除いているので目詰まりしにくい。MSRやSOTOにはホワイトガソリンのほかに無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)を使えるものがあり、有人ガソリンスタンドで燃料を補給できるのはありがたい。コールマンから発売されているガソリン仕様のツーバーナー

バーナーの種類【アルコール式】

 燃料用アルコールは安価でドラッグストアでも手に入ります。また、バーナー自体も非常に軽量。低温下でも安定するし、燃焼音がないため静かにキャンプを楽しみたいソロキャンパーに支持されています。

 ただ、アルコールバーナーは一部製品を除き、火力調整、使用直後の燃料補給ができません。自分のアルコールバーナーの燃焼時間を把握しておかないと、燃料切れとなることも。燃料が残っている状態での消火も、吹き消すかフタを被せるしかないありません。また、太陽の下では炎が見えづらく、消えているつもりで触れる危険もあります。そんな手のかかる道具ではありますが、シンプルな構造のため自作可能。試行錯誤しながら好みのバーナーを作れるのはアルコールバーナーならではの楽しみです。静かにキャンプを楽しみたいソロキャンパーに支持されているアルコールバーナー

バーナーの種類【固形燃料】

 家庭・飲食店用の青い卓上固形燃料、缶入りの防災用などもありますが、アウトドア用とされているのはタブレット型固形燃料。アルコールストーブと同じくストーブ本体は軽量で火力調整ができませんが、固形燃料は使用直後にタブレットを追加できます。またタブレット1個の燃焼時間がわかれば持っていくべき燃料の計算ができるので、なるべく荷物を軽くしたいときに重宝するでしょう。焚き火の着火剤にもなるのでサブバーナーとして持っていくのも良いと思います。

 気をつけたいのは冬期の使用。燃焼自体は安定してますが、固形燃料用のストーブは風防がないものが多く熱が逃げやすい。気温が低いと炎が安定していても沸騰までに時間がかかるので、燃料は多めに用意しましょう。また風防もマストになります。アウトドア用のタブレット型固形燃料

まずはレンタルという手もあり

 シングルバーナーかツーバーナーか、どの燃料を使うタイプにするかは人それぞれ最適解が異なります。何度かキャンプに行けばその基準がわかってきますが、初心者は自分好みのスタイルがどんなものかわからないと思います。まずはレンタルショップでド定番のバーナーを借り、自分好みの使い方を探るのもひとつの手かもしれません。

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