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サーキットでたまには「腕試し」! 言い訳無用の「公認」タイムアタックのススメ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部,日本オートスポーツセンター筑波サーキット

モータースポーツ登竜門のJAF戦『サーキットトライアル』

 これらの次なるステップに最適なのが、JAF公認競技としてのタイムアタックだ。正式には「サーキットトライアル」と呼ばれており、1997年にスタートと歴史はまだまだ浅いけど、敷居の低さからモータースポーツの登竜門となっている。カタチとしてはいわゆるフリー走行が2回で、そのなかで記録したタイムにより順位を決定。パワーや排気量で極端な差が付かないよう、ある程度はクラス分けされ、イコールコンディションとはいえないが一定の均衡が保たれ、同クラスのライバルたちと接触の危険性が少ない状態でのバトルを楽しめる。

 保安基準を満たしているのは大前提として車両規定も他のカテゴリーより緩く、専用のマシンを用意する必要がなく街乗りに使っているマイカーで参加が可能。さらに自分のタイムがJAFの公式な記録として残されるうえ、上位の入賞者にはトロフィーやメダルが授与される。レースより安全でジムカーナより手軽かつローコスト、かつ公認競技としてのステータスまで手に入るのだ。JAF国内B級ライセンス

 参加するには国内B級ライセンスが必要とはいえ、取得の費用も手間も大したことはないので、ウデ試しを兼ねて是非ともチャレンジしてもらいたい。サーキットトライアルはJAF公認コースの多くで開催されており、スポーツランドSUGO/筑波サーキット/岡山国際サーキットは、統一したルールが設けられ多くのドライバーとしのぎを削りあうことができる。

 クラスは軽自動車から電気自動車まで9つに分けられ、Sタイヤを始めサーキット走行を主目的としたタイヤは使用できず、ランニングコスト的に優しく過度なチューニングも必要ない。エントリー料もレースなどと比べればリーズナブルだし、毎戦ごとにポイントが付与されシリーズ争いも楽しめるのだ。コースが混み合っていないクリアラップのタイミングを見極めたり、1周のアタックに対する集中力はレースの予選とまったく同じ。敷居が低いだけじゃなく将来的にレースへステップアップしても、サーキットトライアルで身に付けたテクニックは間違いなく役立つはずだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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