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ドアバイザーが必要な人とは? 装着のメリット・デメリットを紹介

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ドアバイザーが付いていない車

 では、ドアバイザーを装着していないクルマがいるのは何故か? 今後、装着車は増えるのだろうか?  どんなクルマが付けているのだろうか? 以下、順番に疑問に答えていこう。
 前述の通り、一般的に国産車の場合ドアバイザーはディーラーオプションとして設定されていることがほとんど。しかも単品装着ではなく「ベーシックパック」や「ベースキット」と称して、その他純正アクセサリーとセット販売されるケースが多い。
 例えば日産の場合「プラスチックバイザー」単品購入も可能だが、ナンバープレートリムセット、ナンバープレートロック、ロックボルト、フロアカーペットを合わせた「ベーシックパック」が存在する。 これは輸入車でも名称や内容は異なるものの、セットとして販売されているケースが多い。
 以前某国産車のディーラーに勤めていた営業マンに話を聞くと「販売会社によって異なると思いますが、私が勤めていた会社ではベースキットの販売を推奨されており、最初のお見積もり段階で入れていました。お客様にとっては単体で購入するよりお得ですし、会社にとっては大量に納入することでコストを下げる狙いもあったのだと思います」。
 またドアバイザー含めたベースキット装着率に関しては「8割は超えていたと思います。ディーラーで新車購入する場合はほぼ装着されていると考えてもいいですね。車種によっても異なりましたが、ドアバイザーの風切り音が気になる方や、値引き条件が厳しく支払い総額を下げたい方は装着しない場合もありました」。
 ちなみにリース車両やディーラーではない自動車店はドアバイザー含めたベースキットを装着していない場合が多い。車種の偏差というよりも、売る側、販売形態の都合に左右されるということだ。
 まとめると、国産車ではドアバイザーの装着率はかなり高く、今後もディーラーの方針が変わらない限り高い装着率をキープすると予想できる。車種、ボディタイプによる装着率の変化もあまりなさそうだ。

ドアバイザーを自分で取り付ける方法

 続いて、ドアバイザーの取り付け方法をレクチャーしよう。今回紹介するのは、とあるアフターパーツメーカーの「両面テープ式」で、サッシュドアタイプ用だ。
 まずは取り付ける箇所をブレーキクリーナーやアルコールでよく脱脂しておこう。続いてドア部分のゴムモールを下げ、隙間に付属のブラケットを挟み込む。基本は説明書通りに従えばOKだが、一度ドアバイザーを仮付けし、マスキングテープなどでブラケットの場所をマーキングしておくと作業しやすいだろう。ブラケットを装着したら、ゴムモールを元に戻しておこう。  ブラケットを装着したら、ドアバイザー本体に貼ってある両面テープの保護シートを端だけ外して仮付けの準備。ドアバイザーを取り付ける位置を決めたら保護シートを外しながら車体にバイザー本体をしっかり貼り付けていく。最後にブラケット部分とドアバイザー本体をピンを挿し込み、固定すれば完成。特別な工具も必要としないので、DIYが不慣れな方でも作業は可能だろう。

ドアバイザーの取り付けルール

 ドアバイザーそのものには保安基準の規定がないため、濃くて透明度が低かったり色を塗ってしまって透明でなくなっても違反にはならないし車検は問題はない。もちろん付けても付けなくてもいいし、付けていたものを外したり、なかったところに付けても車検は通る。

 また、近年リリースされているドアバイザー(社外品含む)で、視界を遮るものはあまり見かけたことがない(半透明のアクリルが劣化した場合を除く)。金属製だった時代は三角窓も装備されていた場合も多かったので、前方視界を遮るほどではなかった(そもそも昔のクルマはAピラーが細かった)。

 法規面では取り付けに問題はないが、上記のように自分で取り付けを行った場合は、不完全な取り付けによる走行中の脱落に注意してほしい。とくに高速道路は風圧がかかる箇所なので負荷がかかる部分である。外れて後続車にぶつかったりしたら事故の原因になりかねない。

 

まとめ

 以上、さまざまな面からドアバイザーについて検証してみた。以前は愛煙家にとって雨天時でもドアを開け換気できる便利なアイテムだったが、昨今は新型コロナウィルスもあり「車内換気」に敏感なユーザーにとって重宝されているかもしれない。最近「空力」の力で効率よく室内の空気を「吸い出す」ことを謳うドアバイザーもリリースされている。ディーラーオプションのベースキットの「1アイテム」としてではなく、これからはより注目されていくカスタマイズ品なのかもしれない。

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