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知っているようで知らない「電気」のイロハ! アウトドアで使い倒せる「ポータブル電源」の選び方

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: 写真AC/Auto Messe Web

使いたい家電製品を厳選しておこう

 聞き慣れない「Wh」だが「使いたい電化製品をどれだけの時間使用する」という単位であり、例えるなら炊飯器などは使うのは30~40分程度だが、就寝中の電気ヒーターなどは6時間以上も使うことも多い。使用する時間が長ければ長いほど「Wh」は大きくなり、その量に見合った製品を選ばなければならない。

炊飯器のイメージ

「Wh」は製品の消費電力(W)に使用する時間を掛けたものが「Wh」。例を挙げると10Wの電気ヒーターを6時間使用すると必要な電気容量は60Whとなる。そこに炊飯器、ポータブル冷蔵庫、ホットプレート、サーキュレーター、LEDランタン、パソコンなど贅沢をしすぎれば、求められる容量は際限がなくなってしまうということだ。

 キャンプにおけるポータブル電源の使用は家庭での生活とは違い、ある程度の制限が必要になる。もっともプライオリティの高い順からセレクトし、余分なものは排除していくべし。オススメとしては冷えた飲み物を確保するポータブル冷蔵庫、そして夜間に熱中症を防止するサーキュレーター、デジカメやスマホの充電、そこに炊飯器を使う程度で賄える容量(出力)を確保しておきたい。

スマホの充電イメージ

使いたくても出力が足りない場合も……

 また、容量とともに注意してほしいのがAC電源の出力だ。ポータブル電源の出力は150W~300W程度が一般的であり、出力の高い電子レンジ(500W~600W)やドライヤー(1000~1500W)などの出力の高いものは使うことはできない。高出力に対応するものはグレードも高くなり、それに比例して価格も高くなるので注意するべし。自分が使いたい製品の出力をしっかりと確認しておくことがポータブル電源選びのポイントなのだ。

ドライヤーの使用イメージ 実用的なポータブル電源なら4~5万円前後、容量の大きなものになれば10万円を軽く越えてしまうこともあり、しっかりと吟味をして手に入れることが大切だ。種類によってはバッテリーを連結させての容量アップや別売りのソーラーパネルとつなげて充電できるものもあり、拡張性の豊かさもセレクトするべき重要なポイントとなる。

ホンダのポータブル電源 最近ではSAなどのEVステーションで急速充電できるアイテムも登場し、ポータブル電源の世界は日進月歩の勢いで進化を遂げている。ポータブル電源は決して安い買い物ものではない。自分に必要な容量と使用する電化製品の出力をしっかりと確かめてから購入するべし。

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