「ラゲッジ2段活用」に「屋根裏ポップアップルーフ」! 今、「一見普通」のキャンピングカーがキテる (1/2ページ)

「ラゲッジ2段活用」に「屋根裏ポップアップルーフ」! 今、「一見普通」のキャンピングカーがキテる

キャンプブームに対応する日本ならではのカスタム事情

 空前のアウトドア・ブームが続くなか、キャンピングカーに大きな注目が集まっている。なかでも、今もっとも人気が高いのが、外観をあまり変えずにラゲッジスペースを車中泊やキャンプに対応させた仕様だ。

 トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンといった商用ワンボックスから、トヨタのノア&ヴォクシー、日産セレナといったミニバン、N-BOXなどの軽ワゴンに至るまで、幅広い車種で、見た目普通のキャンパーが存在する。ここでは、そんな今最旬のキャンピングカーの状況について紹介しよう。

アウトドアにも繰り出せる「一見、普通のクルマ」が台頭する理由とは

 見た目をあまり変えず、ラゲッジをキャンプ仕様にカスタムするキャンピングカーは、とくに都市部のユーザーに人気だ。理由は、駐車場問題。

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外観はノーマルだが後部スペースはアウトドア宿泊も可能な作り画像はこちら 一般的なイメージのキャンピングカーは、内装にベッドルームやキッチン、リビングなどを設置するために、外装を大きく架装する。それによりボディサイズはかなり大柄になるが、それでは都市部のユーザーは、自宅付近に駐車できる場所がないことが多い。また全高が2mを超えると、ショッピングセンターの屋内駐車場などに入れられない場合も多く、普段使いができない。ワンボックスの基本的キャンプ仕様カスタム画像はこちら 一方、車体のサイズをあまり変えなければ、駐車場の問題が解消するだけでなく、日常の足や仕事などにも十分に使えるのだ。

 また、近年急増するキャンピングカー初心者にとっては、外装サイズを拡充した本格的なモデルでは、「ぶつけてしまうのでは」と運転に不安を覚えるユーザーも多い。ルーフ部に就寝スペースがあるキャンピングカー画像はこちら  例えば、車体前方のルーフ部に就寝スペースを設けたバンクベッドを装着した仕様などは、つねにルーフをぶつけないよう上方へ気を配る必要があり、運転には慣れが必要だ。対して、ほぼ普通サイズのクルマであれば、そういった気遣いはほぼ不要で、安心して存分にドライブが楽しめる。

外観はノーマルだが車中泊もできるためのマット利用が盛り込まれた画像はこちら

ミニバンの「2段ラゲッジ化」「ポップアップルーフ化」が浸透

 ただし、外装をあまり変えない分、装備については本格的モデルほどの充実度はない。一般的には、ワンボックスカーなどの荷台やミニバンのラゲッジスペースなどへ、基本的にはベッドマットを装着しただけのモデルが多い。「とりあえず、車中泊さえできればいい」と割り切った仕様だ。ミニバンのラゲッジスペース利用画像はこちら 就寝人数も、例えばハイエースなどのワンボックスがベースの場合、本格的な仕様では大人4~5名が可能なものも多いのに対し、大人2名が橫になれる程度のものが多い。軽ワゴンや軽ワンボックスがベースの仕様ならば、就寝は大人1名程度なのが一般的だ。取り外せば普段仕様になるマット画像はこちら ただし、ベッドマットは取り外しが可能なものがほとんどのため、取りはずせば普通に荷物が載せられる。前述の通り、日常用途にクルマを使うことが可能だ。マット下はキャンプなどの荷物を積載できるスペースになっていることも多く、専用の収納ボックスを装備するモデルもある。

 また、なかにはベッドマットを2段式にして、上段に小さい子どもが1~2名就寝できるファミリー向けモデルなどもある。加えて、最近は内装の天井に釣りのロッドを固定できるホルダーを装備した釣り仕様なども人気だ。ラゲッジルームでのマットの段活用が冴える画像はこちら こうした見た目普通のキャンピングカーは、就寝スペースが少ないことが欠点だが、それを解消したのがポップアップルーフ仕様だ。就寝スペースを確保したポップアップルーフ仕様画像はこちら

 ルーフ部を上に跳ね上げるとテントとなるといった仕組みで、ワンボックスがベースならテント部に大人2名の就寝が可能なタイプも多い。また走行中はテント部を格納するため、全高はノーマルより多少高くなるが、2mを超えないものがほとんど。商用車ベースなら1ナンバーや4ナンバー、ミニバンなどなら3ナンバーや5ナンバーサイズに収まるから、駐車場の問題なども難なくクリア。運転中にルーフ部に注意を払う必要もほぼない。人気の高いポップアップルーフ仕様画像はこちら ポップアップルーフ仕様も最近人気が高い。ワンボックスやミニバン、軽自動車などのほかに、三菱アウトランダーPHEVなどのSUVにも装着されるなど、より幅広い車種で取り入れられている。

 

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