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90年代懐かしの「イプサム」と「カローラスパシオ」!「ヒンジドア」ミニバンの佳作は何故誕生したのか

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: トヨタ/Auto Messe Web

イプサムの弟分「カローラスパシオ」も投入

 コンパクトMPVと表現されて1997年に登場したカローラスパシオ。トヨタ・カローラスパシオの外観

 イプサムよりもコンパクトなボディとエンジンを持ちつつも、イプサムに何処か似た丸みを帯びたシルエットを採用していて、イプサムの弟分というポジションのモデルでした。トヨタ・カローラスパシオの外観

 車名にカローラが付いている通り、シャシーはカローラ系をベースにファインチューニングしたものを採用。エンジンもカローラ系に多く採用されていた4A-FEが搭載されていました。トヨタ・カローラスパシオのエンジン(4A-FE)

 しかし、単に「カローラにミニバンのガワを被せただけ」ではなく、多彩なシートアレンジやUVカットガラスの採用、リヤシートにレジャーで役立つDC12Vアクセサリーソケットを装備するなど、しっかりと使用するユーザーを考えた装備内容を用意していました。ラインアップは2列シートの4人乗り、もしくは3列シートの6人乗りという設定でした。トヨタ・カローラスパシオのインテリア

 2001年に2代目へと進化。先代との大きな違いは全車7人乗りとなったこと。しかし、常時3列シートの7人乗りではなく、基本は2列シートの5人乗りで、必要な時に格納式サードシートを展開させるシートアレンジを採用。このため2代目カローラスパシオをトヨタは「5+2シーターの新パッケージ」と表現していました。

 このパッケージが採用された背景には、このクラスのミニバンは3列目までフルに使うというよりも、2列目までを基本とし3列目は荷物置きもしくは緊急時に使うという市場調査の結果や、2列と3列の両方のラインアップがあった先代の販売傾向を踏まえたものだったのかもしれません。

 2007年に後継モデルとも言えるカローラルミオンがラインアップに加わることを受け、生産終了となりました。トヨタ・カローラルミオン

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  • 2代目イプサムの走り
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