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「車中泊したいなら、実は軽自動車一択です」プロが断言する理由とは?

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 本田技研工業/スズキ/ダイハツ/Auto Messe Web

アウトドアに似合う軽その1:ダイハツ・ウェイク

 そこで、車中泊が無理なくできる、そしてアウトドアに似合う軽自動車を探してみると、意外なほど選択肢が多い。ダイハツ・ウェイクは乗用車そのものの運転感覚、乗り心地にして、変幻自在のミラクルパッケージによって、前席まで倒すことで大人がまっすぐ横になれるスペースが出現。ダイハツ・ウェイクの外観

 しかも、ラゲッジの床下には90Lもの大容量アンダートランクを備えているから、実際に車中泊をしてみるとその使い勝手の良さが身に染みるはずである。ダイハツ・ウェイクのテールゲート

 ラゲッジが汚れに強い素材で覆われているのはもちろん、グレードによっては防水フロア仕様もあるから、汚れを気にせず使い倒せることになる。ダイハツ・ウェイクのシート

 アウトドア、車中泊対応の純正アクセサリーとして、前席からラゲッジまでのスペースに敷けるジョイントクッション、カーテン、プライバシーシェードなども揃っているし、自転車用のサイクルホルダー、釣り竿用のロッドホルダーまであるのだから、文句なしである。ダイハツ・ウェイクのインテリア

アウトドアに似合う軽その2:スズキ・ハスラー

 普段使いにも最高で、乗り心地の良さでは軽自動車随一と言える、車中泊対応のクロスオーバーモデルの代表格が、高い4WD性能に加えて悪路&雪道走破性能さえ持ち合わせたスズキ・ハスラーだ。スズキ・ハスラーの外観

 さすがに軽自動車の全長、ホイールベース、室内長だから、ウェイク同様に後席だけ倒した状態では、大人が横になれるはずもない。だが、前席まで倒したフラットモードにすれば、なんとベッド長2040mmが確保されるのだ。スズキ・ハスラーの内装

 前後席部分に多少の凸凹はあるのだが、純正アクセサリーとして、それを解決する2枚一組のリラックスクッションを用意しているから万全。さらにカーテン&タープ、プライバシーシェードなど、アウトドアや車中泊対応のアイテムも勢ぞろい。アウトドアや車中泊を楽しむために、悪路を延々と走ることが想定されるなら、クロスオーバーモデルとして走破性もバッチリな新型ハスラーで決まりだろう。スズキ・ハスラーのラゲッジ

 

アウトドアに似合う軽その3:ホンダN-VAN

 乗用車的な運転感覚や乗り心地よりも、室内空間がより広く使いやすく、フラットな床面であってほしい、というなら、極めつけはホンダN-VANだろう。ホンダN-VAN

 基本は働くクルマで、バンや商用車的な運転感覚、乗り心地、そしてシートのかけ心地である。しかし、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトによってフロアはごく低く、助手席までフラットにできるため(本来は長尺物を積むため)、本来、大荷物を積むための室内空間は呆れるほど広大。ホンダN-VANの内装

 後席と助手席を畳んだ最大フロア長(ベッド長)は2600mm前後に達し(運転席側は1650mm)、つまり、助手席側に身長180cmの人が、運転席側は身長165cmまでの人が真っすぐ寝られることになる。天井高が1365mmもあるため、寝るだけでなく、フラットな室内空間をお座敷感覚で使うことまでできるのだから、アウトドアや車中泊にぴったりである。ホンダN-VANで車中泊 ターボを選べば、長距離移動も動力性能的にはそれほど苦にならないはずである(長距離移動中の快適感は別)。それで価格は100万円台なのだから、上級車を買うつもりの予算から余った分を、車中泊の旅の費用に回せたりするのである。くどいようだが、軽自動車メーカーのスーパーハイト系やクロスオーバーモデル、働くクルマのパッケージング、室内空間、車中泊のしやすさをナメてはいけない。

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