温故知新というには本気すぎる! 4輪、2輪、そして3輪も集まる旧車イベント「サイドウェイ・トロフィー」とは (2/2ページ)

国籍豊かなヒストリックカー、モーターサイクル、そしてサイドカーも!

 かつては戦前車やフォーミュラカーのカテゴリーもあったが、現在は1950年代から1960年代までのスポーツカーでの「エバーグリーン・カップ」、サルーンカーによる「ティントップ・カップ」、ふたつのクラス混走の「セブリング40Mトロフィー」という耐久レース、それに「RACメモリアル・ラン」という走行会が行われる。

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クラシックカーのために様々な走行会やレースがある画像はこちら

 また2輪車は排気量と年式で分けられた3クラスの走行会で、それぞれの愛車とペースでサーキットランを楽しめる。

2輪車は3クラスの走行会画像はこちら

 そして、3輪車の「ニーラー」と呼ばれるサイドカーも走る。230ccを上限としたエンジンを搭載し、フレームは市販品を使ったサイドカーだ。カウルは自作のマシンが多く、回を重ねるごとに、参加台数も増えてきている。

 ふたりの息を合わせなければ曲がることができないニーラー、地面スレスレまで重心を落としてのコーナリングは迫力満点だ。

ニーラーと呼ばれる3輪車のサイドカー画像はこちら

往年の本物のレースカーも参加!

 ところで「サイドウェイ・トロフィー」には、大事なレギュレーションがある。4輪車のレースレギュレーションでは、ラジアルタイヤになる前のバイアスタイヤ「ダンロップCR65」というレーシングタイヤをコントロールタイヤとしているのだ。

 また参加マシンにも、スポンサーのステッカーやフロントスクリーンへのショップバナーを禁止し、当時の雰囲気を重視したカラーリングでの参加を推奨している。そうした趣旨を理解しているエントラントたちも紳士協定的に、現代のパーツを投入して過度な改造を施したマシンがいないのも、このイベントの特徴だ。

コントロールタイヤはダンロップCR65画像はこちら

 そうしたことも理由となり、当時の本物のレーシングカーも参加している。ゼッケン44は、1967年製「オースティン・ヒーレーTFR5」で、イタリアの公道レース「タルガ・フローリオ」のために作られたワークスカーだ。オーナーの田中さんは、スプリントレース「エバーグリーン・カップ」と耐久レース「セブリング40Mトロフィー」にエントリー。

オースティン・ヒーレーTFR5と田中さん画像はこちら

 愛知県岡崎市の英国車スペシャリスト「フライングスコット」は、女性ドライバーとして初めて英国選手権を制覇したアリソン・デイヴィスが駆った「ジネッタG15」を持ち込み、「エバーグリーン・カップ」と走行会の「RACメモリアル・ラン」に出走した。

ジネッタG15と「フライングスコット」の皆さん画像はこちら

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