【キャンプのネガティブ要素03】のんびりキャンプを楽しむなら「足」を使え!
キャンプブームの過熱によりファミリーキャンプやグループキャンプが盛り上がっている。この現象は決して悪いことではないのだが、静かにキャンプを楽しみたい人にとって「人の多さ=騒音」というネガティブなイメージを抱くはずだ。
そんなとき、重要になるのがサイトの選び方である。ファミリーキャンプやグループキャンプではある程度の区画の広さが必要となり、子どもを連れている場合にはトイレや炊事場から近い場所を選ぶ傾向がある。のんびりとキャンプを味わいたいのならトイレや炊事場から遠く、スペースの小さな場所を探してみよう。
大人数のキャンプではオートキャンプ場を利用することが多いので、混雑が予想されるハイシーズンはオートキャンプ場を避けるのも賢い方法だ。その場合はなるべく駐車場から離れたサイトを探すことで、静かなキャンプが楽しめる確率は高くなる。人の心理として駐車場から近い場所を選ぶ傾向があるので、キャンプ場の奥に行くほど穴場が残っている確率が高い。キャンプ場に到着したら、まずはサイト探しの散歩を楽しむべし。足を使うことがベストなサイトを見つける最善の方法なのである。
【キャンプのネガティブ要素04】マナーの悪いキャンパーは反面教師だと認識すべし
キャンプ場は自由な空間ではあるが、多くの人が利用するパブリックな場所。夜間に騒がない、大声を上げない、共有スペースは綺麗に使う、ゴミを残さない……は当たり前のこと。キャンプだけでなく一般生活においても同様のマナーは必要であり、多くの人が守っているはずだ。
しかし、キャンプという非日常の世界に足を踏み入れるとタガが外れてしまい、基本的なマナーを守れなくなる人が現れる。そんなときはひと声かけて注意を促したいが、トラブルを招く危険があるので受付や管理棟に常駐する運営スタッフに注意してもらうのが良いだろう。
しかし、マナーの悪いキャンパーは自分を映す鏡であることを忘れてはならない。夜間に荷物を取り出すためにクルマのドアを開閉する、テントでの会話が盛り上がり声が大きくなる、共同の炊事場にゴミを残してしまう、トイレを汚してしまう……など、自分にあてはまるマナー違反はないだろうか。「他人の振り見てわが振り直せ」ではないが、つねに自分を律して行動することがマナーの向上につながるのである。
【まとめ】出かけて後悔しないためにも情報収集が不可欠
キャンプブームの到来と共に数多くのネガティブポイントが浮き彫りになっている昨今、のんびりとキャンプを楽しむには入念な計画が必要となる。ハイシーズンや連休を避ける日程・計画を組むことも重要な要素となるが、カレンダー通りにしか動けない人にとっては苦労を強いられることだろう。
そのなかで「いかに快適なキャンプを楽しむべきか」を考えたとき、情報を数多く得た者が勝者となる。キャンプ場探しやサイトの選択、キャンプ場へ向かう道の交通情報の取得など、今や情報弱者は快適なキャンプを楽しめない時代に突入しているといっても過言でない。キャンプを計画する時点から「快適なキャンプ」ができるかの勝負は始まっているのである。